デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

良い案から抜け出せない?

 

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 なかなか良いアイデアが出ない企画会議。そんな中で誰かからポンッと良いアイデアが出ると、そのアイデアをベースに話が進んでいきます。決してそれがわるいわけではないんですが、そのアイデアから抜け出せなくなってしまう場面を度々経験しました。みんながそれを良いと思ってしまって、その後に出てくるものはそのアイデアに色をつけた派生案ばかり…。別の新たな切り口からアイデアを出すことが、どういうわけか無くなってしまうんです。

 

みんなが納得するものが出てきたときは要注意!それはそれとして一旦置いておいて、他も模索する。特に、それまで検討の土台にあがるようなアイデアが出てこなかったのに、急に採用候補として検討しだしたりするときは、やっと出てきた妙案にすがりたくなっている場合も…。この間、ロゴマークのデザインを相談されたときに、その場で「例えばこんな感じでしょうか?」とイメージ画を書くと、それをとても気に入ってくれました。嬉しいことではあるんですが、私はそれをすぐに引っ込めて「あらためて提案します!」と伝え、失礼のないようにその場を去りました。まだ、他に良いアイデアはたくさんあるはずなので…。

 

 

あなたは、良いアイデアを1つ見つけたとき、すぐに採用していますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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言い換えたら意味は変わる?

 

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「もっと短い言葉にできないかなぁ…」「シンプルな言い方に替えられないかなぁ…」。キャッチコピーや文章を考えていると、そんなふうに思うこともあります。でも、そんなときは普段以上に気を引き締めて取りかかります。言い換えると、意味合いや微妙なニュアンスが変わってしまうから。先日本屋さんで、日本語に訳せない海外の言葉をまとめた本を見かけましたが、読んでみると確かに安易な日本語に訳してしまいそうなものばかりで、言い換えることの難しさをあらためて実感しました。

 

例えば、『自分の事』を短くして『自分事』にしたほうがスッキリするなぁと思ったとしても、私はやりません。『自分の事』は、自分がその現実をみることで、『自分事』は、相手になりきって相手と同じ立場で現実をみること。ただ、そんなふうに全く意味が異なる言葉でも、自分の中でしっくりくるとそのまま採用してしまいたくなるからコワいですよね。たとえ意味が同じであっても、ニュアンスや受け取り方が変わるものもたくさんあります。もし言葉を言い換えたくなったときは、できる限りいろんな面から検証したほうがよいかもしれません。

 

 

あなたは、自転車とチャリンコは全く同じように感じますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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マクラだけウケても意味がない?

 

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 落語家の桂歌丸さんが、若い落語家に対して厳しく注意したという記事を読みました。マクラ(演目の前にする小噺)で笑いをとって得意げになっているが、肝心の本題の演目がウケていなければ意味がない。本来は、時節や時事の話をしてお客さんをほぐしながら、演目の中に出てくる古い言葉などを解説しつつ、本題に入りやすくする役割。だから、マクラは「話す」とは言わず、「振る」と言うそうです。確かに、引き立てるためのマクラのほうが本題よりウケても仕方がありません。

 

どこを一番に持っていくか…。私は空間コーディネートの仕事をすることがありますが、そこは絶対にズレないように注意しています。部屋に置いた家具や雑貨。どんなに良い雰囲気になっていても、家具屋さんなら家具、雑貨屋さんなら雑貨、不動産屋さんなら部屋自体が一番良く見えるコーディネートでなければ意味がありません。家を売るためのコーディネートなのに、「この家具いいね♪」と一番の目的ではないところに興味がいってしまってはダメ。全体的に盛り上がるのも大事なことですが、一番魅せたいところがかすんでしまわないように気を付けたいです。

 

 

あなたは、ちがうところで盛り上がってしまったことはありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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変身中は攻撃しない?

 

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 これから苦手なことを克服しよう・変わろうと努力している人に、今時点で足りない部分をつついてしまったりして、相手を萎縮させてしまったことがあります。結果的に変わるのを遅らせてしまって…。気付けなかった反省と同時に、思ったことをすぐ口に出してしまったのを今でも後悔しています。途方にくれるほど長い期間待つわけでもないのに、どうしてあと少し待てなかったのか…。

 

ヒーローでも悪役でも、変身中は攻撃しない。相手がパワーアップするために時間がかかっていても、その時間は待っています。どんなに隙だらけでも、決して茶々を入れない。言いやすいタイミングだからこそ、言うのをグッとこらえることが大事なときもあります。今でも時々、つい目にとまったことを指摘してしまったりして、その都度「言わないほうがよかったか…」と。本当に相手のことを考えているなら、相手が今どんな状態かをきちんと判断して、これから変わろうとしているときは『待つ』。プレッシャーをかけたほうがいい場合もあるし、指摘せずに自身で気付いたほうがいい場合もあるので、どの方法が正しいというのは無いんですけどね。

 

 

あなたは、変わろうとしている人を何も言わずに待てますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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印刷はだいたい○円?

 

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 ネットで注文できる印刷サービス。時間の猶予が無かったり、費用を抑えなければいけない場合には利用しています。本当は、担当者と細かな希望まで擦り合わせができる印刷会社に頼みたいところですが、「便利」を選んでしまっていて…。それはさておき、テレビで当たり前のようにネット印刷のCMが流れていることに引っかかりました。時には平日のゴールデンタイムに流れていることもあり、明らかにその手の仕事をしている人だけが対象ではないのが分かるからです。「みんな普通に注文してるんだなぁ…」。

 

誰でも注文用のデータが作成できることも驚きますが、それよりもごく普通の人たちがどのくらいの費用で印刷が出来るのかを知っているのだとあらためて気付かされました。最安値を知っていて、どの程度の仕上がりになるかを知っている。名刺は数百円で出来るし、ホームページだって無料で作ることができる。そんな中で、例えば「名刺なら2,000円で印刷します!」と、特に高額なわけではない価格を提示しても「えっ?数百円で出来るでしょ?」となってしまう。もちろん違いが分かる人には分かりますが、その価値を分かってもらうことは難しい。100円均一でも似たようなものが売っている1,000円の商品の良さを伝えるのは、大変なことかもしれません。

 

 

あなたは、自分のホームページを作るとしたら、いくらぐらいで頼みますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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割高でもレンタル?

 

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 私はそこそこ高額な商品でも、すぐに購入するものとなかなか決断できないものがあります。その差は、使用頻度が明確に見えているかどうか。毎日使っているパソコンもメガネも、壊れればすぐに新しいものを買います。車は持っていませんが、そんなに使わないと思っているので買っていません。所有欲もそれほどないのでカーシェアで十分。さすがに家を買うとなったら毎日使うと分かっていても相当考えてしまいますが…。

 

その商品が高いか安いかは使用頻度次第。1~2回使うならレンタルの方が安いけど、3回以上使うなら買った方が安いなんてことはよくありますよね。私は家具関係の仕事をしていたこともあって、よく家具選びについて聞かれます。「ソファっていくらぐらいのがいいの?」私は決まって「1年だけ使うなら3万円のソファでいいと思うけど、3年使うなら6万円ぐらいのを選んだら?」と。ただ、そう聞かれるたびに、どのぐらい使うかを想像するのは難しいことなんだと感じています。ちなみに私もマッサージチェアが欲しいと思っているんですが、どのくらい使うか全く想像できません…。

 

 

あなたは、めったに使わないものの金額を高く感じませんか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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カメラ屋さんではない?

 

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「家電量販店のヤマダ電機が一人勝ちなのは、名前に“電機”という言葉を使っているからかもしれない。」雑談の中で出てきたそんな他愛もないことですが、あながち外れていないような気がしました。ビッグカメラやヨドバシカメラが苦戦しているのは、“カメラ”だからではないかと。もちろんただの妄想ですが、考えてみると、電機屋さんのほうがカメラ屋さんよりも電化製品全般を扱っていそうな雰囲気がありますよね。仮に自分が外国人で、日本に来て家電を買おうと思ったら、“カメラ”よりも“電機”という名前のお店を選ぶかも…。

 

名前って、迷ったときの判断に大きな影響を与えると思っています。例えば、グラフィックデザイナーの鈴木さんと、デザイナーの佐藤さんの2人のどちらかに、インテリアのデザインを頼むとしたらどちらに頼みますか?2人とも優秀だと分かっていても、グラフィック専門の人には頼みづらいので、たぶんデザイナーの佐藤さんのほうに頼みます。名前で専門を絞り込むことも1つの選択ですし、変に対象を広くする必要はありません。でも、その名前が声を掛けてほしい人まではじいている可能性も…。専門以外にもできることがあって色々とチャレンジしてみたいと考えているとしたら、もっと広く捉えた名前に変えてみるのもアリかもしれません。

 

 

あなたは、迷ったときに名前で決めたことはありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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記事の変化は、心境の変化?

 

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「最近のブログ、言い切るような書き方に変わったね。」久しぶりに読んだという人からそう言われました。このブログはもともと、それが正しいのかどうか判断ができない内容について「どうなんでしょうね?」という書き方をしていました。今でもそうやって書いているつもりなんですが、読み返してみると言い切っていたり、Aの方が正しいと言っていることが…。その人曰く、その理由は人に教えることが多くなったからではないかと。教えるとまではいきませんが、確かに最近は人にアドバイスをしたり、自分の考え方を説明するような機会が多かったんです。言い切らないといけない状況。だから、ブログの書き方も変わってしまったのでしょうか…。

 

自身が置かれている状況によって、表現されるものが変わる。本当はよくないことなのかもしれませんが、多かれ少なかれ出てしまうこともあるような気がします。例えばコンペのプレゼンでも、「この仕事を取らないと会社がもたない…」という状況の人からは鬼気迫るものを感じますし、参加できるだけでもヨシと考えている人はいい感じに力が抜けていたりします。もちろん自分の状況に関わらず高いパフォーマンスができる人もいますが、私はできないタイプ。だからきっと、良いデザインをする以前に、適した状況に身を置いておく必要があるのかもしれません。

 

あなたは、自分の状況によってやることに変化はありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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新品でおもてなし?

 

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 自分のために新しい物や普段は滅多に使わない物を用意してくれると、「こんなふうにもてなしてもらえるなんて嬉しいなぁ」と気持ちがグッと持っていかれてしまいます。例えば招かれた食事で、簡単には手に入らない食材やお酒をふるまわれたり、普段は棚に飾ってある高級なグラスや食器をはじめて使うなど、特別な扱いをしてくれていると感じることがありますよね。

 

昔の茶室では、柄杓は常に新しいものを用意して、使うのはその一回限りだったそう。使い続けるのが難しい木や竹を加工した道具は、作りたての自然の匂いや季節を感じさせ、おろしたての佇まいを感じてもらえる最高のおもてなしの道具だったそうです。物を大事に使うことはもちろん大切なことですし、使い捨てが必ずしも良いことではありません。気持ちを込めて向き合えば想いを相手に伝えることができますが、特別なおもてなしをするとしたら、新しいものをその相手のためだけに使うというのも1つかもしれません。

 

 

あなたは、どんなときに新品をおろしますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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使う予定のない準備?

 

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 普段は何をするにしても適当に準備する程度の私も、当たり前ですが仕事ではできる限りの準備をします。どちらかといえば細かい方で、「そんなところまで気にして準備しておく必要ないでしょ」と言われることも…。必ず使うものだけではなく、不測の事態に備えるようになったのは、以前の職場の先輩がきっかけです。

 

その人は、家具の組み立てや修理などを担当していて、どこに行くにも重い工具一式を欠かさず持ち歩いていました。予定では使わない工具ばかり。ある時、その人がお客さんの家に書類を届けに行くことがありました。当然、工具は必要ありません。いつものように工具を持っていくと、書類を届けた先で収納家具の扉が少し歪んでいたのを発見。「ついでに扉を直しましょうか?」。…その後、そのお客さんはまた家具を買ってくれました。「準備は使わないことがほとんど。でも、何かあったときに役立つ。この何かあったときがとても大事だったりするんだよね~」。その話を聞いてから、準備しておくことの大切さを意識するようになった気がします。

 

 

あなたは、使う予定のないものを準備しますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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なんかスゴそう?

 

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「詳しいことはよく知らないけど、何かスゴそう♪」そんなきっかけでモノを買ったり、サービスを利用することがあります。一時、サプリメントや青汁などにハマって飲んでいましたが、それを飲み続けることで具体的にどんな効果があるのかは恥ずかしながら詳しいことまで分かっていたわけではありません。理由は、何となく健康になりそうだから。決して、メーカーがきちんと説明していないわけではなく、こちらがきちんと知ろうとしていないだけなんですけどね。

 

私の場合だけかもしれませんが、さわりのきっかけでポジティブな印象を持つと、その後に詳しいところまで知ろうとしません。だから何かを考えるときは、利用者がはじめに接するところを大切にしています。例えば、物件に家具や雑貨をコーディネートする場合。予算の都合などもありますが、重要だと考えているのは玄関です。玄関をしっかり作り込んでおくと、期待感を持ってくれるから。そうすると、室内のコーディネートに対して好感を持って見てもらえます。入口で「スゴそうだな!」「期待できそう♪」と思ってもらうことは大切。もちろん中身が伴っていなければ何の意味もありませんが、はじめの接点の印象次第で、全く異なる見え方になってしまうから不思議です。実際の効果よりもスゴいと感じさせるうたい文句には注意しなければなりませんけどね。

 

 

あなたは、ダイソンの製品がどんなふうに良いか詳しく知っていますか?

 

 

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二次利用はすぐに分かる?

 

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「あぁ、ここはきっと以前飲食店だったんだろうな…」。新しくできたお店に行ったとき、きれいに仕上げられていても、それが新しく考えて作られた内装か、元々あったものに手を加えた内装かがすぐに分かります。いわゆる居抜き物件というもの。一度壊して新しく作り直すよりも出店時のコストを節約できるので、確かに賢いやり方です。でもその元となっているのは、以前あったお店に合わせて考えられた内装。今のお店に合わせて考えられたものではありません。

 

仕事をしていると、使い回せそうなアイデアやデザインが出てきます。それを流用すれば、新たに考えるよりも時間と労力がかからない…。でも、それは出来る限りやらないと決めています。理由は、二次利用したことが必ず相手や利用者に分かってしまうから。企画内容も目的も状況も異なるのに同じ答えでよいはずがないので、微妙にズレた答えを出してもそこには違和感が出てしまうんです。コストや時間を考えると、新たに作ることが難しいケースももちろんあります。だから、私も正直そうしてしまうことも…。ただ、それでうまくいったことはほとんどありません。

 

 

あなたは、二次利用に対して違和感をもったことはありますか?

 

 

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表で主張しない?

 

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「裏まさり」という着物をご存知でしょうか?外側は地味な生地で、内側が派手に仕上げてある着物です。一般の人が派手な格好をできない時代ということもあって、お洒落な人が考えた自己主張のひとつ。この着物について、ある本で「裏まさりを身に付けている人は、自己主張の達人だ。」と書かれていました。意味は若干異なりますが、自分の身の回りと照らし合わせてみると、本当の意味で主張の強い人は確かに表面的に主張していないなと。

 

「この人の主張には芯があるなぁ」「とてもシンプルな提案だけど、裏でとことん推敲したのがにじみ出ているなぁ」。実際に接したときに、そんなふうに主張の強さをひしひしと感じることがあります。でも、そういう人に限って表面的にアピールしない。それはきっと、そうしなくても伝わるから。表面を繕う必要がないからなのかもしれません。自分自身はどうかというと、表面的に作っていることが多い…。よくよく考えれば、それは結果的に自信の無さを相手に伝えているようなものです。積極的に表に出すことはもちろん必要。ただ、表に出さないほうが自信が相手に伝わるという場合もあります。内に秘めたものがにじみ出るぐらいになるには相当な努力が必要ですが、時には表面的に繕わないほうがよいのかもしれません。

 

 

あなたは、自己主張を表に出しますか?

 

 

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感覚でやらない?

 

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 家族でよくテレビの「天才!志村どうぶつ園」をよく観ています。その中でいつも感心してしまうのが、森泉さんが犬の遊び場を作るコーナー。デザインが云々以前に、実際に使うワンちゃんたちが使いやすいかを常に考えている点が素晴らしいんです。例えば、少し高い場所にあがるためのスロープの角度。必ず、一番体が小さい子や足の具合がわるい子に協力してもらって、その子たちがスムーズに上り下りできるかを確認します。感覚で「このぐらいで大丈夫だろう」と決めつけない。自身も動物を飼っていて、これまでたくさんの動物と接して遊び場を作ってきた経験があっても、その感覚に頼ることをしないんです。

 

経験を重ねていくと、その都度調べなくても感覚的にある程度の判断ができるようになります。でもそれは、ある程度。本当に使う相手の立場で考えて、可能な限り使いやすくしようと思ったら、細かく調べることはもちろん、対象に近い人や当事者に協力を仰ぐのが自然なことなのかもしれません。でも、それをやらないことが多い…。自分の経験を過信しすぎているのもありますが、どこかで「ある程度」でよいと考えてしまっているのかもしれません。

 

 

あなたは、感覚に頼らずに実験してみたことはありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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おごる=ありがとう?

 

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 私はどちらかというと人間不信です。頭では信用したいと思っていても、どこか疑いの目で見てしまいます。例えば、何かしたわけでもないのにご馳走を奢ってくれる。「何でだ…?」と理由を探してしまいます。お恥ずかしい限りですが、そんなとき大抵奢ってくれる人は、特に何も考えていません。「いやぁ一緒に呑みたいなと思ってたから、来てくれたお礼にご馳走しようと思ってね♪」その程度。

 

単に「ありがとう」の気持ちをカタチにしてくれただけです。「ありがとう」と言われて、「何の見返りを求めているんだ?」なんて思う人はいませんよね。ご馳走したり、プレゼントをしたり、いいねしてくれたり…。何かしてくれる人は、何も求めていないのだと思っています。もちろん人によっては、本当に見返りを求めている場合もあると思いますが、きっとそれは見れば分かるはず。相手の好意を歪んだ目で見てしまう自分を恥ずかしく感じる。これからそうならないように書き留めておこうと思います。

 

 

あなたは、相手の好意を素直に受け止めていますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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