デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

NGワードから考える?

 

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 何にでも使用を避けるネガティブな言葉があります。会社だったら、倒産・潰れる・赤字…。家具だったら、壊れる・有害塗料・日本製ではない…。人なら、裏切る・八方美人・礼儀知らず…など。でも、これらのNGワードをあえて使うという発想もアリ。例えば、会社のスローガンを考えるとなると、大抵は「栄光ある未来に向かって!」と言ったポジティブな言葉を使いますが、「絶対に倒産させない!」のようにNGワードを使ってもおかしくない表現にすることができます。抽象的なものが具体的になることも。

 

ネガティブな言葉が思い浮かぶと、私たちはそれを隠そうとしますが、かえって不自然に感じることもあります。「土鍋でお米を炊くと美味しい」と言われればその通りだと思いますが、「手間」や「面倒」を連想させないようにしているという見方もできる。それなら、あえて「面倒」という言葉を使って「面倒だけど、土鍋で炊くと美味しい!」にしてもいいかもしれません。自分が自然と思い浮かんだ言葉は、見る人も自然と思い浮かぶかもしれない言葉。だから、それがネガティブな言葉だったとしても、あえて使った方がスッと入る表現になることもあるような気がします。

 

あなたは、ネガティブな言葉を避けていますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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読んで欲しいなら顔のとなり?

 

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 人が一番関心があるのは『人』。私のように他人にあまり興味のないタイプの人でも、少なからず関心を持ってしまいます。だから広告には有名人に限らず人を入れることが多く、知らず知らずのうちに私たちはその広告を見せられているんですよね。でも広告主は、別に広告に載せた人を見てほしいわけではなく、商品のPRをしたいわけです。ただ、キャッチコピーや商品名を読んでもらうのはとても難しい。そこでどの広告も、見てもらいやすい人の顔のすぐ近くにキャッチコピーを載せています。興味のない内容でも、顔の隣なら2番目に見てもらえるかもしれないから。

 

このデザインなら最初にここを見るはず!とどんなに自信があっても、実際はそうなるとは限りません。大きな文字にしたり、目立つ表現にすれば見てもらえるというのは、こちらの勝手なイメージです。文字だけで読んでもらえる秀逸なデザインも確かにありますが、基本的には相手が興味を持っていない限り、読んでもらうのは難しい。一流のデザイン会社が手掛けた広告がズラリと並ぶ電車の車内を見渡せば、それが難しいことだとひと目で分かります。自分が伝えたいことを見てもらうために、見てもらいやすいモノを活用する。自分の伝え方でなかなか伝わらないときは、他の何かの力を借りるという方法もあるかもしれません。

 

あなたは、履歴書を見かけたらはじめに顔写真を見てしまいませんか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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まさかの広告起用?

 

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 このブログでは、はじめた当初から4コマ漫画を掲載していますが、あえて特徴のないキャラクターを適当に考えました。キャラクター性が強いと、中身よりもキャラクターが勝ってしまったりするからです。ただ、そんな何でもない漫画の登場人物を、先日ある企業の広告に起用していただきました。自ら発信することはありましたが、声を掛けていただいたのはコラムの寄稿以来です。なんだかんだこの漫画に愛着は湧いているので、素直に嬉しかったです。

 

ちなみに今回の起用理由は、「特徴が無いから」。キャッチコピーを一番に伝えるため、強い写真や個性的なキャラクターは逆に求められていなかったんです。〇〇についての広告だと伝える役目が果たせればいい。だから、通常の有名キャラクター起用のように、そのキャラクターの特徴やアニメの魅力で注目されるようなものではありません。偏ったイメージを与えにくく主張しすぎないビジュアルが功を奏したんです。私自身も際立った個性や、特技がありませんが、必要としてくれる人がいてくれて仕事ができていたりします。なんでもないから必要とされることもきっとある。そう思って何とかデザインの仕事を続けています。

 

あなたは、何でもない普通を求めたことはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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失敗できないから集中する?

 

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 長年お店を続けているであろうクリーニング屋さん。そのお店の前には、手書きの料金表が大きく貼ってありました。模造紙に書かれた文字は、正直読みやすいとは言い難いものでしたが、丁寧に書いたものだとひと目で分かる趣のある雰囲気。その料金表からは、「きっと仕事も丁寧なんだろうな~」と、料金情報以外も伝わってきます。そのお店の前を通るたびに、当たり前なのに忘れてしまいがちな大事なことを教えられているように思います。目的だけ果たせばよいわけではない…。

 

写真だったら、デジカメやスマホで撮影したものよりも、フィルムカメラで撮影したものの方が、やっぱりチカラが強い。撮影するときの緊張感や1枚にかける想いの入れ方が、作品に表れてしまうような気がします。例えば小さなことですが、私は仕事でメモをするときは裏紙(印刷ミスや不要な書類の裏をメモとして有効活用する)を使いません。新品のコピー用紙を使います。会社員のときは「贅沢だ」と言われましたが、やっぱり書くときの気持ちの入り方がちがって…。裏紙だと「どうせ捨てる紙だから」が、どこかに入ってしまうと思っています。きっと、クリーニング屋さんのメニューも、模造紙に手書きしたものだからチカラがあるのかもしれませんね。

 

あなたは、失敗できないときは集中していたりしませんか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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うちのアートはカレンダー?

 

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 私が一番身近に触れてきたアート。それは、実家の壁に掛かっていたどこかで貰ってきたカレンダーに印刷されていた絵画です。お金持ちの家やアート作品が好きな人は別として、部屋に絵画やアート写真を飾るような習慣が無い人にとって、カレンダーはとても身近にアートに触れられるものだったと思います。

 

例えば、「アートを部屋に飾ってもらうにはどうしたらいいか?」を考える。そのとき、私たちは「安く購入できるものがあれば…」「気軽にアートを楽しめる工夫として…」といったことを考えてしまいます。でも、そもそもアートに触れる習慣の無い人にとっては、それらは無縁の代物。どんな所で売っているのかも知らないのに、安くしたから買ってもらえるというのは、よく考えたらおかしなことです。でも、何となく良いアイデアのような錯覚をしてしまいます。本当に興味の無い人にアプローチしたいのだとしたら、「美術館のホームページでチケットの割引クーポンを発行できます!」よりも、新聞屋さんに配って貰った方が美術館に足を運ぶ可能性が高かったりする。少なくても私が初めて美術館に行ったきっかけは、新聞屋さんから貰ったチケットでした。

 

あなた部屋には、どんなアート作品が飾ってありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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情報源は病院と銭湯?

 

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 自分の興味のない分野に触れるのは、とてもよい刺激になります。ただ、女性のファッションについて知りたいと思っても、女性専門のアパレルショップに行くわけにもいきません。そこで雑誌などを読もうとするわけですが、本屋さんで女性誌を立ち読みするのも気が引けるし、美容院に置いてあっても周囲の目が気になる…。そんな人にオススメなのは、スーパー銭湯や個人医院です。本屋さんで読むのと違って、暇つぶしで仕方なく読んでる感が出せるんですよね。まんが喫茶や図書館でもいいかもしれません。

 

皆さんは、関わるのを気恥ずかしく感じてしまうことはありませんか?ボランティア活動や何かのセミナー、知らない人同士が集まるイベントなど、関わりたいと思ってもなかなか行動に移せません。でも、別の方法でなら比較的参加しやすかったりします。例えば男の私が、女性誌を買いたいとしたら、本屋さんで買うのは恥ずかしくても、ネットでなら買えたり…。自分たちが発信することに関わってもらえないのは、求められていないのではなくて、参加しづらいだけだったりします。直接的な方法だけではなく、別の方法で関わることができるようにするだけで、大きく変わることもあるような気がします。

 

あなたは、みんなとは異なる方法で何かに参加したことはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓ 

 

 

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嫌な気分を和ませる?

 

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『マイナスをプラスにするのは難しいけど、マイナスを小さくすることはできる。』人が不快に感じることや、デメリット、それらをプラスに変えるような革新的な発想もきっとありますが、なかなか難しい。でも、マイナス面を小さくすることは意外とできるものです。

 

例えば、工事現場。毎日大きな音が鳴り響いて、工事車両が行ったり来たり…。自分の家の隣で工事が始まって大歓迎なんて人はいません。でも、丁寧な挨拶をされたり、配慮が感じられたりするだけで、不快な気分も和らいだりします。海外では、工事現場の囲いにアートを施したりしますが、きっとそれも同じ。先日、いつも通る道で工事をしていました。炎天下の中、迂回しなければいけなかったので、少しストレス…。でも、そのときの削る音が、「ガガガッ、ガガガッ、ガガガガッガガ♪」と、どこかで聞いたことのあるメロディに乗せられていていました。作業員さんがふざけていたのか、たまたまそう聞こえただけかは分かりませんが、そんなちょっとしたことで気持ちが和んでしまいました。『これは嫌がれること』と諦めてしまうのは簡単ですが、少しの工夫で、『嫌がられるけど協力してもらえること』に変えるたりすることができるのかもしれませんね。

 

あなたは、どんなときに嫌な気分が和みましたか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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教えるのは先生より近い人?

 

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 私は小中学校では勉強が苦手だったんですが、それなのに大学進学を目指すような高校に入ってしまいました。もちろん急に勉強ができるようになるわけもなく、先生の授業も話半分で聞いていました。ただ、高校生活を送るうちにやってみたいこと(デザイン)が見つかって、学んでみたい大学もできたので進学を目指すことに…。そんなときに、分からない問題などを教えてもらっていたのは、同じクラスの友達でした。先生に聞けば教えてもらえることではあるんですが、なぜか友達に聞いてたんですよね。みんな、私より勉強ができたので当時は助かりました。

 

先生が教えるよりも、近くの人が教えた方が学びやすいことがあります。私の場合は、先生に聞くのが面倒だっただけですが、それも学ぶときに腰を重くさせる大きな要因の1つ。それが友達ならという理由で行動に移せるのなら、教えてもらうのは友達の方が良かったりもします。「プライドが邪魔をしてあの人には聞きたくない…」「上司に他愛もないことを聞いて評価を下げられたくない…」など、教えてもらう側は先生的な人と距離をとっていたり。教える側は、立場も経験も大きく差がある人に対して教えても、相手が受け入れづらいのではないかと考えてしまったり。教わる側と教える側は、距離が近い方がお互いに受け入れやすいのかもしれませんね。

 

 

あなたは、何か分からないことがあったとき、誰に聞いていますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓ 

 

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ちがうカタチに否定的?

 

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 先日、書道を学んでいる大学生と知り合いました。書道について無知な私は、ついついたくさん質問をしてしまったんですが、どの質問にも自身の考えを返してくれてとても楽しい時間を過ごすことができました。自分が大学時代を思い出すと、その大学生のように自分なりの考えを持っていなかったなぁ…と。それはさておき、その場に居た周囲の人たちからもいろんな意見が出た質問が1つありました。「本来とは少し違ったカタチで伝わることについて、どう思いますか?」。

 

例えば、テレビ番組に出る書道家。作法に捉われず、ダイナミックで素人でも見応えのある字を書く彼らについて、その大学生は、「例えカタチは変わっても、書道の裾野を広げる意味でいいと思う。深く興味を持っていく中でいろんなことを知ってもらえたら嬉しい。」という意見。一方で、その大学生が通う学校の教授たちは、そんな書道家の人に対して否定的らしいのです。

「書道を広める活動に積極的であっても、本来あるべき姿では無いところを全面に押し出されては困る!」。元の姿から少しでもズレると否定的になってしまうのは、確かに理解できる部分もあります。盆栽もそう。海外の需要が高まったとはいえ、険しい顔をする人もいる。本体とはちがうカタチだから伝わったのかもしれないし、本当に間違った伝わり方をしているのかもしれない。自分たちが正しいカタチで広めたい…。う~ん、難しい課題です。

 

 

あなたは、ちがうカタチで伝わっていくことについて、どう考えますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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1回目に出た案は全部ポイ?

 

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 新しい切り口で企画を考えたい!よくあるモノにはしたくない!…そんなときには良い方法があります。それは、1回目に出た案を全部捨てること。ベタで誰もが思いつきそうなモノを排除できるからです。はじめから採用されないつもりで考えても全く意味がないので、その場を仕切る人にもテクニックが必要で、2回目以降はうまく機能しづらいんですが、比較的簡単に出てきた案を強制的に使えなくしてしまえば、他の考えを出すしかありません。特に、とことん搾りきった後に、そこまでで出た案を却下すればより効果的。

 

とはいえ、せっかく出た案を捨てるなんて勿体ないことはできない…。私もそう思ってしまいます。でもそうしないと、なかなか新しいモノにはならないそうです。自分の経験の中で考えてしまったり、自分の中の常識と照らし合わせたりしてしまうから。それらを全部取られてしまうと、自分に無いモノを新たに見つけるしかなくなってしまいます。それが、新しいモノを考えるもとになるし、自分自身も新しい考え方を身につけることができる。時間に余裕の無いときにこれを実施したり、却下する意図をきちんと説明しないと、案を考えてくれた人たちから反感を買うことになりますので、その点はご注意を。

 

 

あなたは、どんなときにそれまでの自分に無かった発想ができましたか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓ 

 

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その言葉で検索してる?

 

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 それで検索するのは、はじめから興味がある人じゃないの?」とツッコミたくなるようなときがあります。自分のウェブサイトを検索しやすいように、検索数の多いキーワードを調べて、そのワードでヒットするようにしたりするんですが、検索数は多いものの、そのワードで検索するのはよく知っている人ではないかと。検索している人が本当にこちらの希望の相手とは限らないような気がします。同じ業界の人に知ってほしいなら別ですが、知らない人に検索してほしいとしたらなおさら。

 

個人的には嫌いな方法ですが、競合他社のお客さんに見てほしいなら、競合他社のお店の名前や商品名で検索した時に出てくる方が可能性が高い。自分が検索する時を思い出してみると、情報が曖昧な物事を検索する時は、断片的な情報で探したり、同じように困った人がどんなふうに検索しているかを想像したりしてるんですよね。「◯◯で困った時に便利な道具」と、文章で検索した方がヒットしたりする。自分がよく知っている側にいると、「こういうキーワードで検索するだろうな」と安易に考えてしまいがちですが、よく分からないで探している人はそのキーワードすら出てこないかもしれません。そんな人に限って、本当に見てほしい人だったりするような気がします。

 

 

あなたは、よく知らないことをネットで調べるとき、どうやって調べていますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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1つしか覚えられない?

 

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 上のマンガの4人。それぞれどんな人でしたでしょうか?私だったら、「ロン毛、タバコ、傘、サングラス」ぐらいしか思い出せません。他にたくさん特徴があっても、覚えられるのは1つか2つ。たくさん覚えられる人もいるかもしれませんが、大半の人がパッと見て覚えられるのはその程度です。でも、それを分かっている人は意外と少ないんですよね。例えばポスターのデザインだったら、あれもこれも1枚の中に詰め込もうとしてしまったりして、結果的に1つも印象に残らなかったりもします。

 

先日、身近な先輩が企画書の書き方を指導していました。「1枚目には何を書く?」と聞くと、教えられていたAくんは「アレとコレと…」。1つでいいと言われても、「アレのあの部分とこの部分と…」と、常に複数の伝えたいことが出てきていました。1つしか覚えられないことを理解することは意外に難しい。いろんな要素を入れ込んで、どれかを覚えてもらえれば御の字という考え方もありますが、それは、こちらが一番伝えたいことになるとは限りません。もちろん、表現すべき複数の情報を併記することはありますが、その中でも「最低これは覚えてほしい」がある。相手が覚えられることは1つだと考えると、情報の整理にとても役立つのでオススメです。

 

 

あなたは、昨日の夜何を食べましたか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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誰がやったら盛り上がる?

 

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 あるテレビ番組で、海外の小さな町の集会所を訪れた日本人が、二人羽織を披露していました。その後、「誰かやってみませんか?」という問いかけに、真っ先に手を挙げたのは小学校の先生2人。その場にいた生徒たちは、普段真面目な先生があたふたしながら挑戦している姿を見て、とても盛り上がっていました。それからは子供たちも参加していましたが、真っ先に先生がやったことが私にとっては新鮮でした。子どもたちでは難しいと察したこともあると思いますが、きっと自分たちがやったら盛り上がると考えたからです。

 

本当は逆じゃないか?と思うことがたまにあります。例えば、会社の飲み会での余興。新入社員や若手社員がやるイメージがありますが、打ち解けるのが目的であれば、社長や上司がやった方がおもしろいし盛り上がるはずです。上が率先してやった方がいい。上司が誰よりも早く出社する、社長が汗だくで掃除をするなど、他の人がプレッシャーを受けるような率先行動はまた別ですが、時にはその方がいい場合もきっとあります。「その場合、誰がやった方がいいのか?」。いつもやっている人、得意な人、立場の弱い人ばかりがやる必要は、必ずしもないと思っています。

 

 

あなたは、別の人がやった方がいいと思ったことはありますか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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「こだわりの〜」禁止?

 

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 いかにソレを言わずして、相手に受け取ってもらうか。若い頃に、世の中に溢れた常套句ばかり使っていた私に、当時教えてくれたある先生がよく言っていました。「こだわりの〇〇」は、「こだわって作っているんですよ!このこだわりを分かってください!」と言っているようなもので、逆にそこまでアピールしないと伝わらないようなことなのか?とも受け取れます。ストレートに伝えているとは言え、もう見飽きて何も感じません。何より、「こだわってるな~」は受け手が感じることで、発信する側が押し付けることではないんですよね。

 

本当に高級なお店が「高級」という言葉を使わないように、こだわってものづくりをしている人も「こだわり」を使っていない印象があります。「かっこいい」も「かわいい」も「オシャレ」も…。使っているとしたら、第三者がそう表現してしまっているだけ。言わないと伝わりづらいから…と分かりやすく伝えているつもりでも、結果的に「こだわり」という言葉だけ残って、何にこだわっているのかが残らなかったりもします。「こだわってることは分かりました」と「こだわってるんだな~」は全くちがう。そこをどう表現するかが腕に見せ所かもしれません。

 

 

あなたが、こだわりを感じたものは、向こうから「こだわってます!」と言っていましたか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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上書きすれば消せる?

 

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 元カレ・元カノとの思い出の場所。今のパートナーと幸せに過ごしていても、忘れられない人が多いそうです。その思い出の消し方として、ある雑誌で紹介されていたのが、『同じ場所で、新しい思い出を作ること』。別の思い出がどんなにたくさんあっても、同じところで上書きしないかぎり消えないというのです。パートナーの元交際相手との思い出の場所に連れて行かれるなんてたまったもんじゃありませんが、分からないようにそうしている人も結構いるそうで...。

 

同じように、過去の失敗や後悔もなかなか消えませんよね。買い物での失敗なんて小さなことから、ずっとトラウマになっているようなことまで忘れたい過去はありますが、他でいろいろとうまくいっていても、過去の失敗を引きずってしまったりします。これらも上書きしないと消えないのかも…。先日、昔うまくできなかった苦い思い出とよく似た仕事をやらせてもらう機会がありました。そこで何とか良い結果を出すことができたんですが、確かにずっと抱えていたモヤモヤが、ようやくスッキリと晴れたような気がします。消したいことは上書きしてみる。苦い思い出があるから頑張れたりもするので、あえて消す必要がなかったりもするんですけどね。

 

 

あなたは、どんなふうに苦い思い出を忘れることができましたか?

 

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。 

 

ちなみに、1年前はこんな記事でした↓

 

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