デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

普段から欲しいと言ってる?

 

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 特別な日でもないのに、プレゼントをもらったことがあります。頂いたモノは、私が日頃から「こういうのが欲しいんですよね~」とぼやいていたモノ。欲しいと言っていたのを覚えてくれていた人が、たまたまどこかで見つけたときに買っておいてくれたんです。決して安いものではなかったので恐縮してしまいましたが、有り難く受け取らせていただきました。ちなみに、欲しいと言っていたものはペンなんですが、「○○のメーカーの△△っていうペンなんですけどね~」と具体的に言っていたのを覚えています。

 

声をあげている人のところに、いろんな物事が集まってくるイメージはありませんか?チャンスは平等だと思いたいけど、なぜか特定の人にばかりチャンスが巡ってくる…。「全然、平等じゃないじゃないか!」と心の中で突っ込んだりしてしますが、実際はその人に集まってくるのではなくて、その人が自分で集めているんですよね。プレゼントの話はたまたまですが、つい最近はこんなことがありました。グラフィックの仕事でお世話になってる人に、他で空間コーディネートの仕事をしている話をしていたら、コーディネートの話が舞い込んできたんです。逆にコーディネートの方でもグラフィックの仕事ができて、「話をしてるだけで、こんなに変わるんだなぁ」と実感しています。「あれが欲しい!これが欲しい!」と言っていたら煙たがられてしまうかもしれませんが、「あれがやりたい」「こういうことができる」だったら、どんどん話してみるべきだと思っています。

 

あなたは、言っていたら本当にそうなった経験がありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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若手デザイナーは女性がいい?

 

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 デザインを特別学んだことのない人のデザイン。私が今まで見てきた数なんてたかが知れてますが、個人的な統計では、圧倒的に女性の方が良いデザインをする傾向があります。平面のデザインで言えば、配色やレイアウト、余白の取り方からワードセンスまで、特別何もしていない(と本人が言っている)のに明確な差がある。昔ある人から、20代前半のデザイナーを雇うとしたら絶対に女性を選ぶと聞いたことがあります。子供の頃から女の子の方がませていて、ファッションにしても何にしても大人になるまでに得る情報量が男の子とは大きな差があるようで、目が肥えて自然と身につくそう。当時はただただヤキモチを焼いていましたが、仮に私が若いデザイナーを雇うとしたら、やっぱり女性を選びたくなってしまうかもしれません。

 

同じ大学の新卒の2名の男女がいて、男性の方が技量が上でも女性が採用されることもあります。それは、女性の方がデザイナーとしては即戦力だから。表に出ている情報だけで、スタートが同じだと思ったり、自分の方が秀でているなんて思ったら大間違い。女性向けの商品を作るなら、やっぱり女性の視点が欲しいですし、ケーキ屋さんの売り子さんも女性の方がいい。差別でもひいきでもなく、前提が違うんです。スポーツのスカウトが見ているのは、技量よりも、その人がどんなポテンシャルを秘めているかだったりします。

 

あなたは、「この人と同じようには見られてない…」と感じたことはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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楽しむだけでクオリティ2割増し?

 

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 お世話になっている会社で、あるスタッフの企画案を見せてもらったんですが、先日見せてもらった提案は他のものよりも少し良いものでした。これまでがわるいわけではありませんが、普段と比べるとクオリティが2割増しぐらい。目的を果たすための手段を考えていたところに、「楽しませたい!」という気持ちも乗っかった感じです。言うまでもなく、それを考えていたときの本人はとても楽しそうでした。「これを使ったときには、きっとこんな会話があって…♪」と、利用者の具体的なシーンを描きながら考えるのは、きっと毎回はやっていないと思います。

 

楽しむだけで2割増し。作っているもののクオリティだけではなく、企画の進み方も周りの反応も…。もちろん、結果も良い。そういう目で周りを見渡すと、楽しそうにやっている人には耳を傾ける人が多いし、仕事も集まっている印象があります。表面的に明るくする必要はないと思っていますが、楽しむようなことを考えるときは、やっぱりまずは自分が楽しんでいたほうがいい。仕事の内容によって誰しも好き嫌いはありますが、楽しむメリットを知っている人は、苦手な仕事の楽しみ方も知っています。楽しめるときと楽しめないときの波がある人は、ぜひ自分なりの楽しみ方を見つけてみてください!

 

あなたが楽しんでいたとき、まわりはどんな感じでしたか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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着地点は分かってる?

 

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 つい先日、テレビで福山雅治さんが話していた一節が強く印象に残っています。「ラブソングは、言うことは決まってるから、はじめから分かっている着地点にどう持っていくかですよね。」。ラブソングは、相手のことが好き・相手のことを愛してる、を伝える歌。だから、言いたいことが分かっていても、それでも心を動かすにはどうしたらいいか?を考える必要があるという話です。さらっと聞けば流れてしまう話ですが、よく考えてみると、私も含めてそれが頭に入っていない人が多いような気がします。

 

例えば広告なら、結局はどの広告も「このサービスがいいんですよ!」「この商品がいいんですよ!」と言っています。その中でも、心に響くものとそうでないものがある。その違いは、マーケティングや企画力、センスや表現手法などの優劣もありますが、その1つに『はじめから着地点が相手に分かっていると理解しているかどうか』もあるのではないかと思いました。「うちの商品はこんなにいいんですよ!」と、良いポイントを上手に伝えて満足していたりしますが、それは根本的にズレています。みんなそれを言うのは分かっているから。私たちが考えなければいけないことは、どうしたらその良さを聞いた時に感動してもらえるかなのかもしれません。言うと分かってることをそのまま言うのも時にはアリですけどね。

 

あなたは、どんなラブソングが好きですか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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“あの人”に向けて?

 

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「今回の案件のペルソナはこんな感じです。○田△子さん、32歳、女性。□□駅から徒歩15分のアパートに一人暮らし。アパレル系企業に勤めていて、業務は企画営業職。ヨガにはまっていて、週末は仲のよい同僚と食事をして、休みの日に録り貯めたドラマを観るのが至福のとき♪付き合って5年になる3つ年上の彼氏がいて、そろそろ結婚も考えているが、仕事が楽しいので悩みどころ…。収入も少しずつ増えて貯蓄もあるので、都内のマンションに引っ越そうか考え中。今楽しみにしていることは、来月末の韓国旅行!」。

 

先日、デザインを悩んでいるというある人から、「ターゲットを決めたけど、どうしたら良いか分からない…」という相談を受けました。そのターゲットを聞いて見ると、「30代女性」という内容。そこで、私が過去にやった仕事で、前述のようなターゲット像を作った話をしました。架空の人物ではありますが、具体的な人物像があるだけで、その人に向けたアイデアが湧くからです。「30代女性」では、難しいのは当たり前。でも、特定の誰かに向けてならやりやすい。これは単に考えやすくするためだけではなく、そう考えた方が多くの人に刺激を与えるからそうするものです。そこまで絞ったら他の人が魅力を感じないのでは…?と思う人は、ぜひ試してみてください。今までのアイデアよりきっと良いアイデアが生まれるはずです。

 

あなたは、友達みんなが喜ぶことを考えるのと、その中の1人が喜ぶことを考えるのだったら、どちらが考えやすいですか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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右に曲がるのは慣れてない?

 

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 ある大きな公園にこんな注意書きがありました。「公園の外周を走るときは、時計と反対回りで!」。みんなが好きな方向に走るとぶつかったりして危険なため、同じ方向で走るように促す案内ですが、基本は左回りなんだとあらためて納得しました。そういえば、陸上のトラックも、野球のダイヤモンドも左回り。道に迷っていてT字路に出くわすと、多くの人は左に曲がるという話も聞いたことがあります。人は左に曲がる方が自然…。ただそれを知っているだけで、デザインでも大きく役立ったりするんですよね。先日、展示会場の展示方法や順路を考えたとき、それがとても参考になりました。

 

私はデザインの仕事をしているんですが、生活していて参考にならないことなんて無いと言っていいぐらい、何でも勉強になっている実感があります。喫茶店。会話のはじまり方を聞いては、語りかけるきっかけ作りの参考になるし、落とした物の拾い方ひとつだって、椅子に座ったまま拾う人が多いと分かったりします。そんなことが参考になるの?と言われるかもしれませんが、普通に座るだけで椅子の安全性を検証していたのが、はすに座った時にも安全かどうかまで検証するようになります。ただそれを知っているだけで役に立つ。参考書を読んで知識を身につけたり、テクニックを磨くことも大事ですが、人を観察するだけでもいろんな発見があるので、ぜひ日常から学んでみてください!(あまりジロジロ見ると怪しいので、そこはご注意を…)

 

あなたが、最近発見した人のちょっとした行動パターンは何かありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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写真を合成するなら、完璧かバレバレ?

 

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 最近見かけた広告に、よく見ると合成だと分かる写真が使われてました。本人がその場所にいるかのように見せている写真…。うまく合成しているように見えても、隣の人と光の当たり方やトーンが違うんです。私はそれを見て、正直すごくチープに感じてしまいました。本当っぽく見せようとしていて、粗が見えた瞬間に冷めてしまうことはありませんか?私は合成写真だったら、あからさまに合成だと分かるようにするか、誰が見ても合成だと分からないくらい完璧に仕上げるかのどちらかだと思っています。一時流行った「snow」というアプリも、きっと変にリアルに馴染むようになっていたら流行っていなかったような気がします。合成丸出しだから◎。

 

中途半端は安っぽい。若い頃、それっぽいデザインをしていた私はよく怒られていました。何かを真似して作ったモノが安っぽく見えるのは、本物ほどこだわっていないモノが多いから。例えば、シンプルにする理由もなくただ単純な形状にしたところで、手間を惜しんでいるようにしか見えません。シンプルにするだけならまだしも、そこに変に色を付けたがってしまう…。そうして出来上がるのは、中途半端なモノだったりします。逆に、何かを真似たモノであっても、本物以上にこだわって作られているモノは全然安っぽくないんですよね。本物に取って代わっているモノも少なくありません。一番良くないのは、中途半端。若い頃はよく分からなかったことが、ここ数年でやっとしっくりくるようになりました。

 

あなたは、中途半端なモノを見て冷めてしまったことはありませんか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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やめたい相談は、止めてほしい相談?

 

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 背中を押してほしいときや、必要性を感じてほしいときに、あえてネガティブな話をすることがあります。例えば、職場での退職を考えているといった相談。辞める覚悟が決まっている場合もありますが、ほとんどは「君に辞められたら困る。残ってくれないか?」という上司の言葉を待っていて、抱えている不満などを聞いてもらいたいだけだったりします。以前、同じような相談があったときに、相談者の上司が「分かった。退職の希望日はいつ?」とすんなり受け入れたことがありましたが、まさかそんな返事がくるとは考えもせず、その相談者は戸惑っていたのをよく覚えています。

 

相手に本当の意図を汲んでほしい。特にネガティブな表現を使うことを、私はいつからかやらないようになりました。相手が汲み取れる人だと分かっていてもやらない。理由は、私の仕事では表現したことが全てだからです。「いえ、このデザインで本当に伝えたいことは…」と補足したところでその場は分かり合えたとしても、それを見た人はそのまま受け取ります。だから、誤解のないように伝えることが当たり前に…。今の職場に不満があって、このまま変わらないようなら転職も考えている。でも出来ることならここで続けたい。それなら、そのまま伝えればいいと思っています。不満を漏らすだけでは答えてもらえないかもしれませんが、どうにか良い方向に持っていきたいといった相談なら、必ず相談に乗ってくれます。

 

あなたは、相手に本当の意図と汲み取ってほしいと思っていたのに、そのまま受け取られたことはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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良し悪しの判断ができない?

 

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「このデザイン、どうですか?」最近、そんなふうに聞かれることが増えたんですが、正直なんとも言えないことが多いんです。というのも、そのデザインの目的やコンセプトなども一緒に教えてもらわないと、一概に「良い」「わるい」とは言えないんです。さらに言うと、依頼した人の指示がわるいかもしれないし、内容自体がゆるいのかもしれません。逆に完璧な情報伝達と指示があったのに良いデザインが上がってこなかったら、デザイナーがわるいのかもしれません。そこに費やした時間なども不透明なら、例え良くても良くなかったりします。

 

また、こんな話をされることも。「あの商品、デザイン良くなかったのにすごい売れましたね!」。これもおかしな話で、仮に宣伝や集客の力があっても、価格やスペックが良くても、デザインが良くなければ売れるわけがないので、「デザインが良くないのに売れた」は間違っているんです。「これ、値段で買ったんだよ」とは言っても、いくら安いからといって全く気に入っていないものは買いません。少なからず良いと思うところがあったから。

 

『デザイン』。人によって捉え方が違うので、話が噛み合わないことも多いこの言葉。曖昧な言葉だからこそ、いろんな解釈ができて楽しいんですが、共通認識のある言葉としては使いづらいなぁと思いました。

 

あなたが、相手と認識が違った言葉は何かありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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自らハードルを上げる?

 

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 あるデザイナーさんが金髪にしている理由をインタビュアーが尋ねると、本人が好んでやっている以外の面白い理由が返ってきました。「金髪にしてると、相手の見る目が厳しくなるから」。チャラチャラしているように見えるので、「どれだけのことができるんだよ」と厳しい目で見られてしまうわけです。それをあえてやっているのは自分にプレッシャーをかけたいから。それを乗り越えて相手の満足できるところまで持っていこうともがくことが、成長につながっている実感になっているそうです。そう考えると、大人になっても金髪にしている人は自信があって成長願望の強い人という印象があります。

 

この話を聞いて、自分がどちらかと言うとハードルを下げているような気がして、少し反省しました。確かにハードルを下げれば、自分も楽だし、相手に満足してもれえる確率は高い…。でも、それはあまり意味がないんですよね。「低姿勢で相手と接して、丁寧かつ時間内に仕事をきちんとやれば、大目にみてもらえる…」そんなことを考えている人はいませんが、どこかで合格ラインを下げようとしているような気がします。自分でハードルを上げるのはなかなか難しいことですが、上げた分だけ成長できるのかも。年齢を重ねていくと成長しづらいと言われる理由は、自分でハードルを設定しなければいけなくなるからかもしれませんね。

 

あなたが、今抱えている課題のハードルは高いですか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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考えた分だけ話せる?

 

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 人前で話すのが苦手な私が、すらすらと話せたことがありました。それまでは、話す前に原稿を書いて、それを一生懸命覚えて、その通りに話す感じのやり方。話す順序を間違えたりすると、言葉が詰まっていたんですが、そのときは、特に話す内容を決めていなかったにも関わらず話せたんです。それはあるプレゼンの場で、死ぬほど考えたアイデアを発表したとき。当時の私が考えうるあらゆる側面から検証したアイデアで、どんなことをツッコまれても答えられる自信がありました。

 

話す内容を覚えてもダメで、とことんまで考えれば自然と話せる。伝える内容が曖昧なときは、どんなにうまく話そうとしても話せない…。これってデザインにも似ているなぁと今になって思います。中身が詰まっていないものを、表面的に取り繕っても無理が出てくる。どんなに話が上手な人のプレゼンを聞いていても、内容が薄いと心に響かないような気がします。デザインの仕事がうまく進まないとき…、そんなときは大概内容が詰まっていないんですよね。逆にとことん考えられたものは、デザインしやすい。結局は、『考えた量』と『表現しやすさ』は比例しているのではないかと思っています。

 

あなたは、とことん考えたことがやすかった経験はありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

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どんな話題にも入り込める?

 

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 先日、昔からお世話になっている大先輩と一緒に飲む機会がありました。その方は話すのが大好きで、その場がどんな話題になっても必ずネタを放り込んできます。多少強引なところもありますが、アニメの話題になっても、飲食店の職場の話になっても、誰かの地元の話になっても、「そうそう、あれって…♪」と、話に入っていけるんです。その方は53歳。その場には、20

代前半の人もいたんですが、一緒に盛り上がれるような話題をうまく選んでたように思います。まさに営業の鑑(かがみ)。

 

テレビで銀座のホステスさんのドキュメントを観たときも、同じようにお客さんのどんな話にもついていける凄さと裏側の努力に圧倒されました。新聞を何紙も読み、世の中の流行や雑学をネタとしてストック…。仕事仲間と不足している知識を共有したりして、まさにホステスの鑑と呼べるものでした。私はデザインの仕事をしていますが、「デザイナーの鑑だね!」と言われるほどのことが出来ているかというと、決してそこまでの努力が出来ていません。圧倒的に勉強不足…。何とか不自由なく仕事ができていたりすると、勉強を疎かにしてしまいますが、そこで満足してしまうかどうかが一流と二流の大きな差なのかもしれませんね。

 

あなたは、ずっと勉強をしていますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

 

 

 

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予定してやりたくない?

 

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「○月△日の□時から飲みに行かない?」。私はこの手の誘いが苦手で、返事に迷ってしまいます。どちらかと言えば行かないことの方が多いかもしれません。でも実際は、しょっちゅう飲みには行っていて…。行くときの誘われ方は、「この後、飲みに行かない?」です。そんなときは大概、お互いの仕事が終わってタイミング的によかったり、仕事明けでそんな気分になっていたりするので、行きやすいんですよね。予定していると時間をきっちり空けておかないといけませんが、当日なら「じゃあ小一時間だけ!」なんてこともできるので、都合に合わせやすいところもあります。

 

例えば、旅行先での陶芸体験。準備が必要なので予約しないとできないことが多く、当日に「体験できませんか?」でOKな所があまりありません。でも、その日その時にやりたくなったりする。あらかじめ予約しておくと、予約前に時間を気にして行動したり、義務的に参加する感じが出てしまったりするので、個人的には苦手なんです。ツアー旅行もわるくはないんですが、午前中に訪れた場所が気に入っても、時間がきたらそこを出ないといけない不自由さを感じます。わがままなだけかもしれませんが、思ったときにそのままアクションに移せたときはとても気持ちいいんですよね。「あっ、面白そうな映画やってる!時間もあるし観て行こう♪」。

 

あなたは、予定をしてやりたくないことがありますか?

 

 

 

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効率よく終わらせる?

 

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「効率よくやろうとするな!」と言われたことがあります。効率よくしようと考えはじめると、仕事を処理する(こなす)ようになって、早く終わらせることが優先されてしまうからです。例えば、私はデザインの仕事をしていますが、どちらかというと1案1案じっくり考えるやり方をしています。アイデアをひとしきり出して、スケッチの下絵だけをバーっと書いて、着色をまとめてやって…とやれば、あっという間にいくつかのデザイン案を用意することはできます。でも、その方法はとっていません。理由は、処理仕事になってしまうからです。

 

作業の段取りを組んだり、スピードをアップすることも大事なことで、そこは私もやっています。でもそれは、浮いた分を推敲する時間に当てたり、さらに詰めるため。その仕事自体を早く終わらせるためではありません。もちろん仕事には、かけてよい時間と納期があるので、ダラダラとやっていいわけではないんですが、『効率よく』は目的を変えてしまう危険を併せ持っているような気がします。効率がわるくても良いモノができるならそれで良かったりしますからね。仕事が立て込んでいたりすると、ついつい効率を考えてしまうので、その度に「効率よくやろうとするな!」という言葉を思い出しています。

 

あなたが、より効率よくやりたいことは、どんなことですか?

 

 

 

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どれだけ使ったかは傷み具合で?

 

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 スマホの調子がわるくなって機種変更をすることになり、これまで使っていたスマホケースを外して下取りに出しました。1年半前ぐらいに作ったスマホケース。その傷み具合を見て、「こんなになるぐらい使ったんだなぁ…」と、ふと時の経過を感じました。自宅にあるサッカーボールも、表面がすべて剥がれ落ちていて、「昔はこうなるまで練習してたんだなぁ」と感慨にふけったり…。どれだけ使ってきたかを、そのモノの傷み具合であらためて知ることはありませんか?

 

ボロボロになった辞書を見れば、それだけ勉強してきたんだ!と自信になります。磨り減った靴底を見れば、たくさん歩いているのが分かるし、シャツの襟元がヨレヨレになってきたら、自分がそのシャツを気にってよく着ていたんだと分かる。私が使っていたスマホケースは安物だったので傷みやすく、その変化を感じることができましたが、もしあまり傷んでいなかったら、長く使用した感覚にはならなかったかもしれません。世の中のモノはどんどん品質が良くなっていて、傷み具合を実感する機会が少なくなってきましたが、それはそれでどこか物足りなさを感じるところもあります。アナログからデジタルになって、劣化しなくなったのは素晴らしいことですが、その劣化が大事なときもあるような気がします。

 

あなたは、モノの傷み具合を見て、使ってきた実感が湧いたことはありますか?

 

 

 

*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。ちなみに、1年前はこんな記事でした↓  

  

 

 

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