余白

使用目的が明確な商品は、その目的以外の広がりがありません。○○なときに便利な商品は、○○なとき以外の使い道がないことが多く、こうやれば勝てる！というゲームは、飽きるのも早いように思います。

使い勝手を考慮した完成度の高いデザインも、もちろん素晴らしいのですが、そこに『余白』があると「私はこう使おう」と本来の使用目的を超えて、いろんな方向に広がることがあります。デザインが歩きはじめる？という表現が正しいか分かりませんが、『余白』は人の心を引きつける気がします。付入る隙がない人よりも、どこか抜けている人の方が親近感がわくように。

ガムテープはカーペットを掃除する道具ではありませんし、ビニールひもはボンボンを作る材料ではありません。悪い事に使われたら問題ですが、必ずしも発信者の狙い通りの使われ方でなくても良いのではないでしょうか？

あなたは『余白』についてどう考えますか？

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＊イラストの設定や登場する商品等は架空のものです。また、内容は個人的な見解ですので、デザインを考える上での視点のひとつとして参考にしていただければ幸いです。