警備員さんの役割って？

「あの人は役割を果たせるのだろうか？」そう考えてしまうときがあるのですが、その人の『役割』とはそもそも何なのでしょう？

例えば運送屋さん。先日、冷蔵庫を購入して届けてもらったとき、来たのは男性と若い女の子の２人でした。きゃしゃで可愛らしい子で「がんばってるな～」と思ったのですが、ふとこの子は重い荷物を運べるのか？という疑問が湧きました。実際、男性が１人で担いで階段をのぼって運び、女の子は片付け作業をして効率よく作業をしてもらいました。でも仮に、２人で持たないと運べない状況だったら、どう対応したのだろう？と疑問が…。運送屋さんの役割を『実際に運ぶ能力があるか』という視点だけで見てしまいました。

その一方でこんな考えも。痩せていても格闘技をやっていて強いかもしれないし、マッチョの人でも実際に守る能力に長けているとは限りません。しかし、マッチョの警備員さんには、守ってくれそうな安心感があります。先ほどの運送屋さんの女の子も、一人暮らしの女性の立場で考えたら、男性だけで部屋に入られるより安心できる魅力があるかもしれません。『安心させる』という役割を果たすことができます。

『実際に対応する役割』と『安心させる役割』。探せば他にもいろんな役割を持って仕事をしている人がたくさんいると思います。チームの中で必要がないようにみえる人がある日突然抜けたら、そのチームが回らなくなってしまった…。チームの潤滑油として立派な役割を果たしていたことに気付きます。そう考えると、私たちが思いつくことなんて、たくさんある役割の中のほんの一部なのかもしれませんね。

あなたは『役割』について、どう思いますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。