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「〜なのに」は魅力的?

 

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 私たちは良い意味で期待を裏切られると、グッと引き込まれるときがあります。ちょっとしたところでは、メニューに無い料理や飲み物のオーダーに笑顔で対応してくれたり、朝コンビニの店員さんが「いってらっしゃいませ!」と声をかけてくれたり。人によって感じ方は様々ですが、人気のある商品やお店、サービスや人は「~なのに」という要素が必ず入っています。(失礼な言い方ですが)スキー場のレストランの料理にそこまで期待はしませんが、絶品料理が出てきたら「おっ!」となります。

 

相手に対して持っているイメージや偏見がガラリと変わると、変わるきっかけとなった要素に引き込まれます。ギャルなのに一生懸命勉強して難関大学に入った。偏見ですよね。ギャルじゃない人も一生懸命勉強して難関大学に入ります。両者のちがいは「~なのに」です。それがないと注目はされません。

 

社長なのに、出社時間よりも早く出勤して仕事をする、毎朝スタッフと一緒に掃除をする、雑用も汗をかくこともいとわない。魅力的だと思います。しかし、素手で便器を磨いたり、毎日残業して帰らないなど、行き過ぎると周囲にストレスや不信感を与えたりするので「~なのに」は加減が必要です。

 

あと1点大事なことがあります。「~なのに」をアピールしてはいけません。「俺、上司なのにこんなに大変なことをやってるんだよ!」。直接口に出さなくても相手がそう感じたら同じこと。せっかく魅力的な「~なのに」を持っていても、逆効果になってしまう可能性がありますので、くれぐれもご注意を!

 

 

あなたは「~なのに」で魅力を感じることはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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