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使わなくても効果あり?

 

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 コンビニなどのレジの後ろに置いてある蛍光塗料が入ったボール。できれば起きてほしくないけど、いざ使う場面が訪れたとき、逃げる強盗に投げて当てることができるのでしょうか?そんな状況で果たして冷静な対応ができるのか?投げるとしても人によってコントロールの良し悪しもありますし、強盗を逆上させてしまう恐怖もあります。私はたぶん使うことができません。

 

世の中には使わない(使う場面が来るか分からない)ものでも、効果を発揮するものがたくさんあります。例えば常備薬や非常食、消火器、保険などもそうですよね。何かあったときのための安心材料として役立っています。先程の防犯の蛍光塗料のボールも、目につくところに置いてあるだけで、私たちに安心感を与えるだけでなく「わるいことはできないな...」と相手に対しても効果を発揮するものもあります。

 

フィギュアが好きで集めている人。パッケージから出さずにそのまま飾っていたりします。その人にとっては眺めるだけで満足感でいっぱいです。『使う』というのは、実際にそれを動かして何かをしたり、具体的な効果を出すだけではありません。「うちわを使う」「エアコンを使う」と同じように、「森にいって涼む」ことも『使う』と捉えてみても良いのではないでしょうか?森を使う。

 

だから、蛍光塗料のボールも使っていないわけではなく、立派に使われているもの。そう考えてみると、自覚して使っているものよりも、もっとたくさんのものを使って私たちは生活しているのかもしれません。

 

 

あなたにとって『使わない』けれど効果があるものはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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