デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

見ない角度で魅せる?

 

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 学生のとき、ある先生にこう言われました。「普段、椅子はテーブルに収まっていたり座ったりする家具なのに、なんでみんな前から見たスケッチばかり描くの?」椅子は他の家具と少しちがって、後ろや上から見ることが多い家具です。だから、前からどう見えるかだけの表現では、その椅子のデザインが良いかどうかの判断は出来ないはずです。

 

私たちは、実際に使用するシーンをリアルに思い浮かべることが苦手です。デザインの仕事をしていると、かっこ良く魅せることにこだわりがち。家具を床の近くから見上げるように撮った写真は、かっこいいと思う人がいるのかもしれませんが、日常生活の中でそうやって見ることはほとんどありません。いざ商品が届き「あれ?こんなにボテッとしたデザインだったかな~?」となるわけです。

 

話が上手な人は、相手にイメージを湧かせるのが上手な人。相手がイメージできるかどうか?はとても重要なことです。私はプレゼンをすることもされることもあるんですが、よく観察していると『自分流』の伝え方をする人が多いように思います。それが相手にハマることもありますが『自分流』ではなく『相手流』、もっと言えば『誰でも流』にしていくと、相手がイメージを膨らませられる伝え方になっていく気がします。

 

 

あなたの『伝え方』は何流ですか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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