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道と敷地の境界線?

 

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 歩道に大きくせり出したお店の看板。道路の標識を覆い隠すような庭の大きな木。看板などはすぐに移動できればOKだったり、道路を通る人や車や電線などに支障をきたさなければ、道路にはみ出た樹木はよっぽどでない限り自治体から指摘されることはありません。道路に面した個人宅の駐車スペースなんかも、きっちり収めず少しはみ出したりしています。

 

気になる人は気になるし、気にならない人は気になりませんが、決まり事や罰則などが曖昧なことに「う~ん」と思う人は多いのではないでしょうか。私は普段は気にならないのですが、電飾看板の配線につまづいたりしたときに「そう言えば決まりが曖昧だな~」とふと思ったりします。実際に迷惑だと感じている人がいる以上、改善は必要なのでしょう。私個人としては、ひとりひとりの意識を高める必要はあるかもしれませんが、決まり事を細かく作らなくてもよいのではないかと思ったりもしてます。

 

こういう課題は、税制度や麻薬取締法などに似ていて、どうしてもイタチごっこになってしまいます。決まり事を作ればその制度の抜け道を探す。より巧妙な方法になったりして、余計にややこしくなりそうです。「だから何もしない」ではなく何か対策は必要なのかもしれませんが、マンガのように本当に全員が規則通りにキッチリ守ったら、それはそれで違和感があるような…。暖簾がひらりと道路にはみ出してもダメ?そんな話にまでなってしまいそうで、曖昧だからうまくいっている部分も少なからずあるような気がします。

 

 

あなたは『曖昧さ』についてどう思いますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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