デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

誰に向けたユニークさ?

 

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 映画はメッセージが難解だと、映画評論家の評価が高いらしい。「これは、こういう解釈ができる」「裏側のメッセージとして、こんなことがあるのだろう」「現代社会へのアンチテーゼだ」……?。逆にメッセージが明確であったり、特にメッセージ性のない爽快アクション映画などは酷評されることが多いらしい。コメントすることが出来ないからでしょうか。「もっとストーリーの展開を考えないと」なんて言います。

 

私たちは誰に向けてモノやサービスを発信しているのでしょう。それが業界人や専門家に向けたものであればいいのですが、大抵は一般のごくごく普通の人に向けているものです。内容が難解な映画は、原作者や監督が自分の想いを発信したいからだと思うのでそれはそれで良いと思います。個人的に一番気持ちがわるいのは、業界や専門家に向けてつくること。

 

デザインであれば、斬新な組み合わせや新しい視点を盛り込んだ作品、ちょっと尖った作品はきっと評価されやすい。でも、その作品を見る大半の人は専門家ではありません。商品をたくさん売るためには専門家の高い評価が後押しになることもあります。何かの賞をとったとなれば注目度は増すでしょう。ビジネス的に考えたら必要なことなのかもしれませんが、少なくても私の身の回りにある物は、そんなものばかりではありません。

 

 

あなたは『誰に向けて』伝えていますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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