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1000本ノックの意味?

 

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学生の頃、ひたすらデザイン案をつくる『1000本ノック』を度々やることがありました。明日までに50案とか、リアルに来月までに1000案なんてときも。そんなに数をつくる意味って何だろう?はじめの頃に考えた案より良いものは出ないよ!後半の案はクオリティが下がっていくだけだ!そんなことを思ったものです。『1000本ノック』には、どんな意味があるのでしょうか?

 

社会に出てはじめて気付いた意味。それは、どんな状態でもスケッチをたくさん描けること。デザイナーは体力勝負のところもあります。疲労困ぱいだからといって、相手にみせるモノの質を下げるわけにはいきません。どんな状態でも、同じパフォーマンスを出せるための『1000本ノック』。

 

20代半ばで気付いた意味。それは、そのときのベストなアイデアを出すためです。私たちは1つのモノを判断するとき、何かと比較をします。比較対象が多ければ、勝ち残ったモノには勝ち残っただけの魅力があるはずです。

 

そして30代になってやっと気付いた意味。それは、自分の殻を破れることです。普通にやると、あるアイデアを少しアレンジした案や似たような案が後半になると出てくるはずです。しかし、ひとつひとつを全くちがう切り口で考えようとすると、自分が考え出せるアイデアだけでは1000案はつくれません。必然的に、自分には無い切り口を取り入れなければならなくなります。これがとても重要だと今は感じています。自分で何でも出来ると勘違いしてしまうと、そこで成長は止まってしまいます。出来ないことに気付き、出来ないことに直面し続けることが、何歳になっても成長できる秘訣ではないでしょうか?

 

 

あなたは『1000本ノック』にどんな意味があると思いますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

*このブログも皆様のおかげで、スタートから100日連続で更新することができました。ありがとうございます!まだまだ書きたいネタはたくさんありますが、このまま続けていけば今回の記事内容のようにネタ切れになるときが訪れます。そのときに自分の殻を自分で破れるように、今後もブログを続けていきたいと思います!

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