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オリジナルTシャツのその後?

 

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 少し前に家族で散歩をした東京都目黒区にある“林試の森公園”には、倒木がどう自然に還っていくかを観察する目的で、台風で倒れたユーカリがそのまま展示されています。その存在感に圧倒されると同時に、自然に限らず様々なモノやコトのその後を知ることの大切さをあらためて感じました。

 

私たちが出したゴミはどうなっていくのか?など、その後を知ることで普段の意識や行動が変わってくるものです。ここ数年、エコの意識が高まり、消費者の考え方も少しずつ変わってきました。無駄なものを購入しない人や、良いモノを長く使おうという人も多いのではないでしょうか。一方で生産者側の意識はどうでしょうか?新しい商品を毎シーズン作るよりも、ひとつの商品を継続してつくったほうが、単純にゴミの出る量も少なくて済みます。しかし、私たちは常に新しいモノをつくり続けています。

 

最近はなぜか、学生時代に先生に言われた言葉がよく蘇ります。「今の生活に不自由していないのに、どうして新たなモノをつくる必要があるの?」「あったらいいな、は無くてもいい。」モノづくりをしている人間にとって、常に考えさせらる言葉です。余るのが分かっていても大量に発注したほうがコストが安いから…。常に新しい商品をつくって他社と差別化しないと…。自分のデザインを世の中に広めたい…。いろんな考えでモノづくりをしている人がいると思います。普遍的なものは良くて、使い捨てや流行のものはダメなんてことも当然ありません。正解はありませんが、モノづくりをしている以上、自分の中での答えは持っておくべきかもしれませんね。

 

 

あなたは『モノをつくる理由』についてどう思いますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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