最初にやる人。やらない人。

　マンガのような場面で最初に注意ができる人ってすごいですよね。自宅の近くにある実際の開かずの踏切でも、たまにくぐって渡る人を見かけます。不思議なのは警備員がたくさん踏切前に立っているのに、誰も止めないこと。彼らの役割は、踏切待ちの人が車道にはみ出さないように手を広げて押さえることのようですが、明らかに気付いているのだから止めればいいのにと思いながら、私もただ見てしまっています。警備員も待っている人もそれを見た私も、誰かがやるのを待っているだけです。

自分が今いる環境で何かを最初にやることは本当に難しいことです。目立ってしまう、波風が立ってしまう、生意気だと思われる、変わり者扱いされてしまう…。そんな周囲との関係性を気にしてしまうのはごく普通なことです。どこかで『何かをやりたいと思っている人の中で、実際に行動を起こしている人は10%未満。』と聞いたことがあります。行動を起こす人がそんなに少なかったら、変わり者扱いされてしまうのもうなずけますよね。10人に1人しかやっていないことは確かに変わっています。それぐらい行動することは難しい。

目新しい商品が爆発的に売れているニュースを見て「こんなの俺でも思い付くよ。」なんて言う人がいますが、思い付くのと実際にそれを作って販売するのでは雲泥の差です。やったもん勝ちという言葉もありますが、自分がやりたい何かに向かって具体的な行動を起こしている人は本当にすごいなと日々感じています。私はいろんなことを悶々と考え込んで重い腰がなかなか上がらないタイプですが、ここ最近は、思い切って行動してみて良かったなぁと感じることが少しずつ増えてきました。周囲も自分を変わり者だとたいして思っていなかったようです。

あなたは、やりたいことに向かって『行動』してますか？

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。