辿るだけでも学びは多い？

　小学校のときに近くの川の上流をひたすら目指す自由研究をやったことがあります。４つぐらい先の橋まで行った程度でしたが「川の幅が狭くなっているな」「水の濁り方がちがうな」と、子供ながらに学びは多かったように思います。歴史が好きな人だったら、辿っていくことで過去と現在が紐づいていくおもしろさに魅力を感じている人も中にはいますよね。「だから現在の○○はそうなっているんだ～」。

自分の仕事について考えてみた場合はどうでしょう。どうして今自分がこれをやらなければならないのか？どうして短期間でやらなければならないのか？誰でも一度はそんな疑問がわくものですが、そういう環境になっている理由を辿っていくと見え方がガラリと変わったりします。身近な上司や他部署の仕事内容を具体的に知る、競合他社や自社の経営状況を知る、政治的背景や世の中の変遷を知る…。辿っていくと様々な視点で物事をみることが出来るようになります。

辿って知ることはプライベートでもビジネスでも大切なことですが、辿って知る内容によってはガッカリしてしまうことも少なからずあるので、辿る際にはどんな結果が待っていても受け止める準備をしたほうがよいかもしれません。人気子供向けアニメの仕掛け人やお金の話なんて知らないほうがよっぽど楽しめますからね。

あなたは『もとを辿って』何か勉強になったことはありますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。