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なぜか美味しく感じない?

 

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「英語が話せるっていっても日常会話程度だよ。訛りもあるから通じないかも…。」そんな謙虚な人に、海外のお客さんの対応をお願いしたことがあります。いざ対応してもらうと、英語ペラペラでお客さんも満足。この結果を、普通なら「頼んで良かったな~」と思うところなんですが、そのときは感謝の気持ちはありつつも「そんなに話せるなら言ってよ」と感じてしまいました。結果が得られるまでの間、頼んでしまった不安と緊張があったからかもしれません。

 

謙虚な姿勢は私も見習いたいところではありますが、謙虚も行き過ぎると周りの人は不安になってしまいます。また、その謙虚さが理由でせっかくのチャンスを逃してしまうケースも少なくありません。それとは逆に「必ず期待以上のモノを作ります!」と自らハードルを上げる人もいます。なんの根拠があってそんなに自信満々なんだ?と思いつつも、相手の「やりたい!」という強い気持ちを感じてしまうと、なぜかその人にお願いしてしまったりします。

 

『結果が期待を上回れば満足できる』。確かにそうかもしれませんが、期待値を下げて結果が上回ったとしても、大きな満足は得られないと私は思っています。ハードルを下げると同時に、相手の興味は下がり、不安や緊張が大きくなってしまうと考えているからです。大風呂敷を広げるのは自分で自分の首を絞めてしまうことになりかねないので、なかなか出来ることではありませんが、大きな期待に応えるからこそ、ともに心から満足できるような気がします。

 

 

あなたは『ハードルを下げる』ことについてどう思いますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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