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「つむじの辺りが、かゆいです」

 

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 私は話をするのが苦手です。ビジネスではスイッチを入れて話しているのですが、プライベートでの雑談は全然ダメ。『雑談が上手な人は仕事ができる人』と言われたり『雑談力』なんていう本も出ているぐらいなので、雑談が自然にできるようになりたいと思うことも。話が上手い人の特長はたくさんありますが、その中で上手な質問(聞き方)がちょっと気になりました。

 

普段の会話で、話下手な私がついつい話してしまう人の質問は、YES•NOで答えることができません。美容室でよく聞かれる「かゆいところはありますか?」。あの場面でかゆいところがあっても言いづらいから言えないと思われていますが、あれは聞き方がわるいのではないかと考えてみました。例えば「かゆいところはどこですか?」と聞かれたら、あなたはどう返事をしますか?この聞き方でも遠慮はできますが「どこ?」と聞かれて「大丈夫です」ではおかしいので別の返事をします。「かゆくありません」「頭皮が清潔で健康な証拠ですよ!」なんて具合に会話が1往復増えたりして。

 

広告のキャッチコピーを考えたりしているときも同様の考え方ができます。言葉を投げかけられて、その商品が買いたいか買いたくないかを頭で判断してしまうコピーよりも、私が上手だな~と思うコピーはつい反応してしまうもの。自分が使っている姿を想像してしまったり、「私はこう思うけど...」と思い浮かんでしまったり、ツッコミを入れてしまったり。「ちょっと!そんな人いないでしょ!」。興味を持ってしまった証拠です。きっと聞き方が上手い人は、相手に興味を持ってもらうのが上手いんだな~と、普段の仕事と重ね合わせて感じました。

 

 

あなたが『この聞き方は上手い』と思ったことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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