デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

心地よい充実感?

 

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 都会の一等地にあるデザインビル。警備員さんに通してもらい、相手の人に出迎えられて、透明なエレベーターで会議室へ。プロジェクターで映像を見ながら、SNSで会議室にいない人も参加したりなんかして。…で、大満足でその会社をあとにしてふと思うときがあります。「あれ、そんなに大したことをやってきたっけ?」

 

一流企業に入社した経験はありませんが、実際に入社した人に話を聞くと、みんな一度は陥る現象があるそうです。それは「私って仕事できる!」「俺ってすごいことをやってる!」。決してわるいことではありませんが、仕事を通してではなく、環境や雰囲気によってそうなってしまうことがあるようで、私もちょっとオシャレな会社に行って打合せをしたりすると、なんだか分からない『やった感』があるときがあります。そういった場面だけでなく、普段の仕事の中でも「やりきった~」「みんなで協力して良いものができたぞ!」なんていうときはありますよね。自分で達成感を噛みしめたり、仲間と喜びを分かち合うのは良いことです。

 

ただ、私は諸先輩方から「充実感があるときほど気をつけなさい!」とよく言われました。充実感で満たされると、良い部分しか見えなくなってしまうからです。出来たそばからアラ探しをする必要はありませんが、仕事はそこで終わりではないので、結果を振り返り、改善や反省をその都度行うことの大切さを忘れないように心掛ける、という意味で言っていたのだと思っています。でも不思議ですね。どうしてやった気になってしまうのでしょう?

 

 

「やりきったー!と思ったけど、後から考えたらそれほどでもなかった...」あなたは、そんな経験はありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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