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同じに見える就活生?

 

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 就職活動の時期が後ろ倒しになり、最近街で就活生をよく見かけます。男性も女性も定番の服装で、見ればすぐに就活生だって分かりますよね。ただ、面接などは昔ほどは形式ばった堅苦しい感じではなくなったはずで、企業側もそこまでキッチリした格好を強制しているわけではないのに、みんな同じ格好にこだわります。自分を主張して売り込みたいのに、ひとりだけ浮かないように協調するのは、矛盾しているようにも見えます。

 

おじさんたちがグループアイドルを見てみんな同じに見えるように、社会人側から見れば就活生もみんな同じに見えます。しかし、就活生たちからすれば、当然ですが一人ひとりちがうと思っています。自分が勝負するところは内面の個性だと考えるのでしょう。私もそうだったような気がします。でも、その人のことをよく知っている人なら内面の良さを理解できるのですが、よく知らない人は短時間で理解することはなかなか出来ません。面接でのその人の回答と同じような回答をした別の人は、面接官からすれば違いを見つけにくいのではないでしょうか。実際、面接官はたくさんの人をみてきているので判断は出来るのですが、いつも分かってくれる人ばかりではないですよね。

 

これは就活生だけの話ではなく、社会に出てからも同じです。誰もが面接官のように気付いてくれるわけではありません。仕事になると、それでも理解してもらう必要が出てきます。私たちは、自分のことになるとなぜか考え方がズレます。しっかり伝えているんだから、当然自分のことを理解してもらえる…。自分が今やっていることと同じようなことをやっている人がたくさんいます。自分とまわりの具体的なちがいがないと、仕事の依頼もされません。よく知っている人とだけ仕事をするのなら話は別ですが、知らない人に興味を持ってもらうために、理解してもらうためにどうしたらいいか?は、とても重要な課題です。ネタや話術や顔立ちに個性があるお笑い芸人さんが、どうして覚えやすい奇抜な格好までしているのでしょう。彼らの知ってもらうための努力は、学びたいところがたくさんあります。

 

 

あなたは、たくさんいる中で『この人はちがう』と思った人は誰かいますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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