人気者だったんだぞ？

「お父さんは、小学生のときクラスで人気者だったんだぞ！」「ふぅ～ん（イメージ湧かないけど…」。仮に自分が人気者だったとして、どれくらい人気があったのか、相手とイメージを共有することはできるでしょうか？何十年も経った今、育った時代も環境も異なる相手に、自分と同じことを頭に思い浮かべてもらうのは、非常に難しいことです。

そのために言葉のボキャブラリーや話術はもちろん必要になるのですが、こういうときに一番重要になってくるのが『表現力』です。セットの無い舞台でのコントなどでは、その人の表現力がよく分かりますよね。全てではありませんが、大抵は自分以外の誰かに対して表現するわけなので、自分以外の人が自分の表現でどう感じたかを知ることも必要になります。私はテレビを見るたびに劇団出身の俳優さんの表現力に関心するのですが、数え切れないぐらい舞台に立ってお客さんの反応で学んできたからこその表現力ではないかと思っています。ドラマの俳優さんは、お客さんの反応を見る機会がありません。

自分が表現したい方法で表現するだけでなく、相手が分かる•イメージが湧くように表現することも『表現力』だと考えれば、たくさんの人に自分の表現を見てもらうことで『表現力』はいくらでも磨けるものだと思っています。雑談やプレゼンテーションが上手な人に会うたびに、知識や技術以上に多くの人と接することで『表現力』を学んできたのではないかと勝手に関心しています。

あなたは『相手が思い浮かぶように』自分がどんな子供だったかを伝えることができますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。