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スーツで掃除?

 

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 先日、早朝に表参道を歩いていたら、ブランド店の前でガラスの拭き掃除をしている男性を見かけました。スーツをビシッときめてガラスをピカピカに掃除をする姿はさすがだなと感心していたのですが、同時に私だったら掃除がしやすい服装に着替えてしまうかもしれないと思いました。その後その格好で接客するので汗や水で服を汚すことができず、気を配りながらだと効率もわるいからです。ただ、作業着で掃除をするよりもスーツで掃除をするほうがスマート。だからスーツで掃除をします。

 

私たちは『良い商品やサービスを提供する』『効率よく作業して成果を出す』と考えるのですが、ひとつ抜けやすいことがあります。それは自分自身も商品だということです。ブランド店であれば、どんな仕事をしている人もその店に入ればブランドの一部として見られます。仮にお客さんに直接会わない仕事だとしても、周囲のモチベーションや自信やチームの一体感に影響するため、身だしなみに気を配る必要は十分あります。首元が窮屈だからといって崩して着れば、お店や会社に対してその通りのイメージを持たれてしまいます。

 

私は今まで服装がオシャレでないことを何度か指摘されました。だらしない格好をしているわけではないんだから作るモノで判断してよ!なんて当時は思っていましたが、そんなことはないどころかむしろ重要なことでした。デザインの仕事を頼むとしたら、ダサい人よりもオシャレな人の方が期待できますよね。今でも決してオシャレではないのですが、昔よりは気にするようになりました。「お客さんと直接会わない仕事だから服装は何でもいい。」せっかく良い商品やサービスを提供しているのにもったいないな、と思うことがよくあります。

 

 

あなたは、自身の服装や身だしなみの『効果』を感じたことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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