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無造作ヘアを作り込む?

 

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 自然体でいたい…確かに自然体でいることを魅力的に感じることはありますし、実際にそういう人やモノが支持されているように思います。例えば面接やプレゼンの場で、借り物の言葉で語るよりも自分の言葉で話してたほうが想いが伝わるように。自然体の捉え方は人それぞれですが、ひとつのイメージとして『無理をしない•見栄をはらない』などがありますよね。もしかしたら、私たちは普段自分が無理をして見栄をはっているから、そうでない人やモノに魅力を感じているのかもしれません。

 

商品やサービスを提案するとき、どれだけ良くみせられるかを考えることが多く、言い換えれば見栄をはっているわけです。私たちはそこに対して当たり前のように受け入れている反面、「良くみせようとしているな」と疑いを感じることもあります。人に対してはもっと分かりやすく、とびきりのオシャレをしてきた人に「いや~その辺にあった服を適当に着てきただけだよ~」と言われても「そんなわけないでしょ」と思いますよね。無理をして見栄をはることは、受け入れられているようで素直には受け入れられていません。

 

良くみせようとすることは大切です。でも、良くみせ過ぎると不信感が生まれることもあります。私はデザインするうえで『そのまま伝える』ことをひとつの心掛けにしています。語弊があるかもしれませんが、決して良くみせないわけではありません。新たに何かを加えて魅力を持たせるのではなく、そのモノが持つ魅力を最大限に引き出す、といった視点です。まだまだ経験不足ですが、無理をして見栄をはれば相手にはすぐに分かることを何度か経験してきました。私たちが、自然体の人やモノに魅力を感じているとしたら、自然体でないことに慣れてしまったからかもしれません。ちなみに私は、日常生活では思いっきり見栄をはっていますが、まわりにはバレてるでしょうね。

 

 

あなたが『自然体』だと感じた人やモノは何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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