冷めないスピード？

「はい、こっち向いて笑顔で～　3、2、1、パシャ！」リフトを降りた瞬間、つい数秒前に撮られた写真が、フレームに入れられて手渡される。最近旅行をしたときに立ち寄った山でのよくある出来事です。「せっかく来たしな～」「良く撮れてるし…」と結局、買ってしまいました。わるく言えば、考える余地を与えない商売方法ですが、スピード感のある対応は相手に興味や好感を持ってしまう優れたコミニュケーションでもあります。

例えば、仕事で他社に見積もりをとるとき。依頼してからすぐに見積もりを出してくれる会社や担当者にはつい好感を持ってしまいます。いつ見積もりを出してくれるか分からずに待っているのはストレスです。相手側も、見積もりを出してからすぐに検討結果を連絡してくれる会社には好感を持ちます。いつまで経っても回答をくれない会社から、また見積もり依頼がきたとしても、急いで返そうとはなかなか思えません。すぐに対応が出来なくても、いつ頃返事ができるかを連絡するだけでも大きくちがいますよね。

仕事が立て込んでいたり、本人にとってさほど重要ではないことだったりするかもしれませんが、多少無理をしてでもすぐにリアクションをとることは大切です。一緒に何かをやりたいと思わせる人は、他の人と比べると反応が早いと言われ、技量や費用面よりもスピードが早い印象があります。じっくり検討したり、時間をかけて対応することをないがしろにしてよいわけでは決してありませんが、自分が対応できるかどうか、やりたいかやりたくないかはさておき、すぐにリアクションをとってみてはいかがでしょうか。個人的には、あまり慌ただしく対応するのは好みませんが、最近、自分の対応が遅くなっていることに気づいて見直しているところです。

あなたは、相手の『対応の早さ』で好感を持ったことはありますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。