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前の人が10個買ったら...?

 

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 周囲を気にして行動しないタイプの人でも、つられて似た行動をとってしまうことがあります。例えば、ドーナツ屋さん。自分が食べる分だけ1つ2つ買うつもりが、「10個ください!」「アレとコレを5個ずつ!」と前の人が次々に注文していくと、「えーっと…5個ください」なんて予定よりも多く買ってしまうことはありませんか?見栄もあるかもしれませんが、自分も似た行動をとりたくなっているような気がします。「まぁ一度に食べなくても、とっておけるし…」と理由をつけたりして。

 

他人と同じはイヤだったり、自分の個性を活かしたいという人が多い反面、実際にとっている行動は他人と似たりよったり。どうして同じような行動をとってしまうのでしょうか。日本人の民族性や心理学などの難しい話はさておき、表向きに他人と同じがイヤだと言っていても、本音は他人と同じがいいのだと思います。他人と同じを好むというよりも、安心したい要素のほうが強いかもしれません。

 

自分が描いていた理想を実現したいと意気込んではじめたものの、やっていくにつれて周囲と同じようになっていくこともあります。良いことは取り入れようという前向きな姿勢の裏側には、自分のやり方では不安になるからという理由もあると思っています。成功事例や身につけたほうが良いと言われていることは、どんどん取り入れたほうがよいかもしれません。でもそれが、自分の理想からズレていることだったら、私は拒んでもよいと思っています。個性的なお店やサービスが出てきたと思ったら、時間が経つにつれてごくありきたりなものに変わっていることがあります。自分のやり方を信じ続けるのは簡単なことではありませんし、それが正しいかどうかは誰にも分かりませんが、時には同じにならないように意識して拒むことも必要な気がします。似れば似るほど、自分を選んでくれる理由も無くなっていきますからね。

 

 

あなたが『周囲につられて』行動をとってしまったことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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