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みんな知ってるでしょ?

 

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 昨日の朝、サイレンを鳴らしながら猛スピードで走る去る車とすれちがいました。道行く人は「消防車かと思ったけど、あの車何なの?」と疑問を持ち、ある人は「救急車でもないのに、我が物顔で何だ!」と怒っていたり…。ガス会社の緊急車両が、ガス漏れの連絡を受けて出動しただけの出来事ですが、周囲の人の話を聞いて、あらためて認知されている範囲を把握することの大切さを感じました。

 

これが救急車だったら、急ぐのは仕方がない、救急車はサイレンを鳴らして走るものとすぐに納得できます。誰もがそれを知っているからです。でも、ガス会社の緊急車両については、一部の人しか知りません。だから、納得できない。単純で当たり前な話ですが、これをきちんと理解している人は意外に少ないような気がします。例えば、お店のチラシを作るとき。『最大50%OFF!』と記載してあったら、チラシを見た人はどう感じるでしょうか。「えっ全商品がOFFなの!」そう思う人もいます。実際は一部の商品だけがセール対象で50%OFFも数点。お店の人からしたら「そんなの分かるでしょ。全商品なんて書いてないし。」ですが、一般の人がそれを認識しているかどうかというと、そんなことはないですよね。

 

皆さんご存知の…的な頭になってしまうと、一般の人が見えなくなってしまいます。自分の周りのみんなが同じ認識でも、それ以外の人が同じ認識とは限りません。どこまでの範囲を認識しているかを正確に知ることは困難ですが、変化が早い時代だからこそ、できるだけいろんな人と接して、共通の認識がどのあたりなのかを把握することが必要なのかもしれません。

 

 

あなたは、一般の人の『認識範囲』を意識したことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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