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似てると違いが見つけにくい?

 

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「どうしてあの人みたいに出来ないんだろう?」「何であのお店は人気があるんだ?」自分がうまくいかないとき、そんなふうに思うことがあります。そして、相手と自分の違いを探して改善したり、自分も身に付けようとするんですが、若い頃はなかなか実践できませんでした。理由は、違いが多すぎてどれから手をつけてよいのか分からなかったり、見つかった違いを穴埋めする方法の難易度が高かったからです。憧れに近いところにいる人やお店を対象に自分との違いを探してしまっていたので、当たり前と言えば当たり前です。

 

自分と相手、何かと何かの違いを見つけようとしたとき、違いを見つけやすい対象を選んでしまうような気がします。例えば、自分が町のケーキ屋さんをやっていたとしたら、有名なパティシエの営む高級店やコージーコーナーと比較すればたくさんの違いが見つかります。でも、見つけた違いを自分のお店に活かすことは難しい。単価も環境も、規模も知名度もまるでちがう対象と比較しても、実践できない内容が多くなってしまいます。一方で、隣町の同じようなケーキ屋さんと比較すると、違いを見つけにくい反面、見つけた違いはすぐに活用できることだったりします。「ほとんど環境は同じなのに、何であのお店は繁盛しているの?」ヒントはそんなところにあるのではないでしょうか。

 

もちろん理想に近い対象から学ぶこともあるので、遠くから学ぶか?近くから学ぶか?はどちらに正解もないと思います。中長期的に考えるなら遠くから、短期的に考えるなら近くから…。たぶん、何かから学ぼうとしてうまくいかない人は、遠くのことをすぐに手に入れようとしているからなのかもしれません。私もそんな理想を追ってしまうタイプなので、近くの人からの学びを大切にするように心掛けています。

 

 

あなたは『似ているモノを比較』したことがありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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