無理に褒めると変な感じ？

　無理矢理作った褒め言葉は、相手にあまり良い印象は与えない。そう思っています。商品を説明する文章やキャッチコピーを考えるときなどは特に注意していて、その内容で間違いがない場合でも、他の人がそれを見て不自然さを感じたり、見れば誰でも分かる内容だったら、私はその表現を外す選択をするケースもあります。自社の商品を宣伝する広告などは自画自賛ですので、ここに無理矢理の褒め言葉を入れると目にした人はしらけてしまいます。強い言葉やあまり使わない言葉を選んで注目させるよりも、普通の言葉で伝えたほうが理解してもらえたりしませんか。

基本的には、自分が見て感じることと相手が見て感じることは、大きなちがいはそれほどないを思っています。商品を販売する会社側の人は、どうしたって自社商品が良く見えてしまいますし、消費者は自分が好きじゃない会社の商品だったら、何割かわるく見えてしまいます。ただその商品に対する両者の印象の開きがそれほどあるかというと、そうでもないような…。そう考えると、モノを見たときに自然に出てくる言葉だったら、無理に作り出した言葉よりも人に共感してもらえるのではないかと思います。

魅力が少ないモノを魅力的にする。そんなふうに考えると、きっと無理矢理の褒め言葉をたくさん作ってしまいます。そして、そうして出来た言葉は不自然で受け入れづらいものになってしまいます。強い言葉で伝えて印象に残すのもひとつの方法ですが、自然にスッと入っていくことを普通の言葉で伝えてみるのも良い方法ですよ。

あなたの『褒め言葉』は作った言葉ですか？出てきた言葉ですか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。