ボイスレコーダーでメモ？

　ボイスレコーダーで会話を録音。忘れないようにカメラで撮影。録音した会話を自動で文字におこしてくれる機能まであったら、メモをとる必要なんてないと考える人もいます。記録するための確実な方法で、決して間違った行動ではありません。「ちょっとソレ、ちがうんじゃないの！」そんなふうに感じた経験はないですか？ 

一生懸命に汗をかいていない、楽をしているように見える、それだけが理由ではありません。私はメモは大事な作業だと考えています。手と頭を同時に動かすことで、見たり聞いたりしたことがカラダに蓄積されていくと考えているからです。違和感を持つのは、自分がやってきた方法が実際に良かったという経験があるから、別の方法に違和感を覚えてしまうのではないでしょうか。私たちは、よく言われるような『考えが古い』というよりも、自分の経験外のことや経験したけど良くなかったことを受け入れることが難しいのだと思います。

結婚の挨拶。報告だけならLINEやメールで済みます。顔を見せたければ写真を送ればいいし、声を聞かせたければ電話でいい。それでも、私たちは直接会いにいきます。今はみんなの結婚挨拶のベストな方法が同じだからそうしているだけなのかもしれません。他の方法が良いと思う人が増えれば、会いに行かない人出てきます。いつか「会いに行くなんて、ちょっとちがうんじゃないの！」と言われたとき、私たちは耳を傾けられるんですかね。

あなたが『受け入れられない方法』は何かありますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。