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守るほど離れていく?

 

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 広告をつくるときにガードと呼ばれる注意事項を入れることがあります。「※1~」などで下の方に小さな字でゴチャゴチャと書いてあるアレ。ガードという言葉のとおり、自分たちを守るためのものです。「お客様が安心してご利用いただけるように…」と、相手を守るという意味もあると思いますが、実際はトラブルを回避したりリスクを減らしたり、自分たちを守ることがメインになっていることが多く、私たちはそんなガードに対してあまり良い印象を持っていません。

 

『セール開催中!!』。行きたいなと思ってチラシを読み進めていくと、※のマークがたくさん。※1他の割引クーポンはご利用できません。※2一部の商品はセール対象外とさせていただきます。※3お支払いは現金のみ…などなど。条件が1つ増えていくたびに、行きたかった気持ちがどんどん冷めていく。最初は行きたいと思ったのに。

 

人とのコミニュケーションも同じように感じます。自分の立場や利益を守った上で相手に無理難題を頼んだところで、相手は離れていきますよね。でも現実には、そういった場面が多いのではないでしょうか。仕事だから仕方がない…と無理難題にも対応しているとしても、心は離れています。心が離れてしまった相手とは、どんなやりとりも仕事もうまくいかないように思います。

 

 

あなたは『自分を守っている』と感じたことは何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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