デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

聞けばハズさない?

 

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「こんな商品があったら買いますか?」「いくらぐらいがいいですか?」「もっとこうして欲しいなど要望を教えてください!」。具体的に何を望んでいるか、相手に直接聞けば答えが返ってきます。そして、その答えを反映させてモノにすれば、相手にニーズを満たすことができます。…でも、感動はしません。

 

みんながみんなそうではありませんが、デザインの仕事を続けていくと徐々に経営目線になり、実際に販売する方々の声を聞いていくうちに、いつの間にかハズさないモノを求めるようになります。データに基づいて情報を精査して、具体的なアンケートで求められているモノを導き出す。相応の成果は確かに出るのですが、相手の立場になってみてみるとどうでしょうか。自分がオーダーしたモノが、ほぼオーダー通りに出てきたら、嬉しいけど感動はしませんよね。私は『感動』がデザインには必要不可欠な要素だと考えています。

 

街をちょっと歩けば、自分が欲しいと思っていた通りのモノやサービスが見つかります。ただ、自分の頭の中の想像通りなので、出会っても驚くことはありません。仮にデザインがプレゼントの一種だと考えれば、相手に根掘り葉掘り聞くのはおかしいですよね。思いもよらないモノだから驚いたり感動したりするという点がまるごと抜けてしまっているのもどうかな~と思っていますが、皆さんはどうでしょうか。子供のクリスマスプレゼントだったら、ちゃんと欲しいモノを聞いたほうが良いかもしれないですけどね。

 

 

あなたは『プレゼントのリサーチ』についてどう思いますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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