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合うものなら合う?

 

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 空間に溶け込むデザイン。好きな人も多いのではないでしょうか?無印良品などのシンプルで主張しすぎない商品は多くの人に好まれています。一般的な部屋に合わせやすいようにサイズや配色がデザインされているので、誰でもコーディネートしやすいですよね。スッキリとした空間を好む人にはピッタリです。私もどちらかと言えば好みではあるのですが、たまにそういった商品で揃えたコーディネートなどを見かけると、ちょっと疑問も湧きます。

 

書類を全て同じファイルに入れて本棚に並べれば、確かに格好はつきます。調味料も同じシリーズの容器に入れてあればスッキリ。でもどれがどれかがパッとみても分かりにくかったりします。実用性だけで考えたら、ホームセンターで売っているような商品のほうが良かったりしませんか?ただ、自分が使いやすいものばかりをバラバラに集めて部屋をコーディネートするのは難しいですよね。だから、誰でもコーディネートがしやすい無印良品の商品がウケているのだと思います。

 

合わせているものはコーディネートしやすい。だからどんな人でもできます。合わせていないものはコーディネートしにくい。だからコーディネーターが必要とされます。合わせやすいもので上手くコーディネートできるのは当たり前。私もたまに陥ってしまうのですが、合うように出来ているものを使っているだけなのに、自分の力だと勘違いしてしまうことがあります。自分がつくったものが、素材の力でそうなったのか、自分が加えた力でそうなったのかを客観的に見てみると自分の未熟さに気がつけたりするので、たまにチェックしてみるとよいかもしれません。

 

 

あなたが合わせているものは、合うようにつくられたものですか?それとも自分で合わせたものですか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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