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中身がカラだと想像しやすい?

 

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 普段の生活の中で、ふと想像してしまうタイミングがあります。意図的に想像するのではなく、自然と想像してしまうタイミング。それは、中身が空になっているモノを見たときです。そこに何もないわけではなく、骨格や箱はあるけど中身が無い状況に出くわすとなぜか想像してしまうんです。

 

例えば、空きテナント。「空きになる前は何屋さんだったんだろう?」「ここに自分がお店を出すとしたら…?」と、どこかワクワクする感覚がいろんな想像をかき立てます。サラ地や工事中の新築物件では同じような感覚にはなりません。あくまで私個人の感覚ではありますが、あるはずのモノが無い状況や、何かがあった形跡が残っている状況は、人に想像させる力を持っているのではないかと考えています。

 

だいぶ前、若いスタッフの広告を考える練習に付き合っていたとき、こんなことがありました。駅構内の広告がたくさん掲出されているスペースを見ながら、「ここに出すとしたら、どんなものにする?」と質問しても「イメージ湧かないっすね~」と言っていたのですが、人が少ない場所にあった中身が空の広告スペースを見た途端にいろんなアイデアを話しはじめたんです。具体的なものを見せたり、新しいことを投げかけたりすることも相手に想像させるひとつの方法ですが、あるべきものが無い状況を示す方法も面白いかもしれません。

 

 

あなたがつい想像してしまうときは、どんな状況ですか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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