口実があれば買いやすい？

　頑張ったご褒美として自分にプレゼントをする女性はいつの時代も多いようで、腕時計やジュエリー、ブランドバッグなどの売れ行きはまずまずだそうです。理由は『頑張ったご褒美♪』という購入する口実があるから。ただ、記念日やボーナスをきっかけにそうは思っても、モノによっては自分のために買うことが恥ずかしかったり、周囲の目が気になったりします。そこでお店側は、その口実を後押ししてあげる工夫が必要で、それが上手なお店は好調な印象があります。「ご自身のために購入されるお客様が多いんですよ」こんな店員さんのひと言でもあるか無いかでは大ちがい。でも、間違ったコミニュケーションをとってしまうと真逆の効果になります。

マンガの例えの中で、仮に『男性のチョコ好き急増中！』『男性人気チョコランキング！』など直接的に相手の口実を刺激しても、周囲を気にしない性格の人くらいしか購入してくれません。バレンタイン時期に男が自分でチョコを買うのが恥ずかしいわけなので、遠回しにフォローする必要がでてきます。私はこういったコミニュケーションが場合によっては重要だと考えいて、自身のデザインにも多く反映させています。プライドの高い人や恥ずかしがり屋な人に行動を起こしてもらうためにはどうしたらよいか？を考えることは、本音の需要を捉える良い勉強になります。行動を起こしてくれやすい人に呼びかけるのも１つですが、なかなか行動を起こしてくれない人も同じくらいたくさんいると思うので、行動する口実をこっそり作ってみてはいかがでしょうか。

あなたは自分自身にモノを買うとき、何か口実はありますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。