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カップヌードルの『ド』が小さい?

 

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 会社勤めをしていたとき、夜食でよくカップヌードルを食べていました。昨日、久しぶりに食べて気になったんですが、パッケージの『ド』が小さい…。カタカナのヌードルの『ド』です。調べてみるとわざと小さくしているようで、カップヌードルとそのまま記載すると『ヌード』を連想させてしまうため、『ド』を小さくしてその連想を回避しているとのことでした。

 

仕事をしていると、発信するモノに対しての検討作業の中で、「わるいイメージを連想する人なんていない」「そんなひねくれた捉え方する人はいない」といった意見が出ます。確かにそんな人はほとんどいません。ほとんど…。そう、何人かはそう感じる人がいるということです。このたった数人かもしれない人の考えを、検討に含めるかどうかはとても難しい判断です。配慮した結果、デザインの美しさが鈍くなったり、斬新なアイデアが斬新ではなくなる可能性があります。

 

デザインの仕事に限らず、何かを伝える仕事をしていれば、誰しもこの判断に悩まされているはずです。例えば、キャラクターを考えていて、目が前髪で隠れて描かれていない可愛いデザインが出来たとします。皆さんだったら、その案をそのまま進めますか?そんなつもりがなくても、目が描かれていないことで失明した方々にわるい印象を与えてしまう可能性もあります。他にも考えたらキリがないほどいろんな捉え方をする人がいるので、どの場合に配慮してどういった場合は容認するか?感覚で判断するのは非常に難しいことなのかもしれませんね。

 

 

あなたは自分が何かを伝えるとき、相手にわるいイメージを持たれるかもしれないと思ったことはありますか

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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