デザインのはてな

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鮮やかな恐竜がいない?

 

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 久しぶりに図書館に行きました。用事があったのは妻の方だったので、児童書のコーナーをぶらぶら。面白そうな恐竜図鑑があったので読んでみると、「あれっ?子供の頃の図鑑とちがう…」。どのページを開いても、イラストではなくCGのようなリアルな画で、何より恐竜の色がリアル?だったんです。どれもアースカラー系で、トカゲで実際にいそうな色合いばかり。「昔はカラフルな恐竜がたくさんいたな~」と思い出していました。

 

科学の進歩や研究が進んだことで、恐竜の皮膚の色も分かってきたのかもしれません。はたまた、ジュラシックパークのようなリアル?な映画に影響されたからかも。図鑑なので、事実と異なることを書くことはできませんが、もし本当の恐竜の皮膚の色が判明していないのなら、カラフルは色彩で描かれた恐竜の方を私だったら勧めると思います。誰かの子供にプレゼントするならカラフルな恐竜図鑑。理由は、ワクワクするからです。

 

図鑑、特に児童書であれば、対象に興味を持ってもらうことも重要な役割です。そこに描かれているモノが自分の想像通りか想像できないものかで、興味度合いは大きく異なります。カラフルな恐竜を見ても、子供ながらに「そんな色なわけがない」と思うかもしれませんが、解明されていない事実と想像もできないビジュアルが、そんな疑いを払拭してしまうんです。最近、デザインをやっていて、間違いのないモノに落ち着かせる違和感を感じています。キレイでカッコ良くて理屈もバッチリ…。でも、それで役割を果たせるの?と、自分に言い聞かせています。何の疑いもなく受け入れられることも重要ですが、それは刺激がないというのと同じ意味でもあるので、何も感じないときほど注意するようにしています。

 

 

あなたは、「いいな」と思うときと「欲しい」と思うときのちがいは何かありますか

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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