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汚れたら洗えばいい?

 

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 缶ジュースのプルタブ。タブを引っ張ると一部が中に押し込まれて本体にタブが残るタイプがありますよね。口をつける部分の衛生面よりも、切り離した後に起きる問題を重視した結果そうなったようで、いまだに衛生面が気になる人も多いそうです。私はあまり気にしない性格なので、気になるなら拭けばいいんじゃない?ぐらいにしか思わないのですが、世の中はそうとも限りません。

 

お米を研ぐことに何の不便さも感じませんが、はじめからキレイな状態で研ぐ必要のない無洗米ができました。スーパーで見かける野菜もとてもキレイ。あらかじめカットされているものもあります。「泥が付いていたら洗えばいい」では通じなくなっているのでしょうか。電車の手すりや吊り革を汚いと思って触らない人もいますし、公園の砂場は衛生面を気にする親が避けていて閑散としています。砂場自体が無い公園もよく見かけるようになりました。

 

便利で衛生的なモノを求めるのは当然のことなのかもしれません。汚いよりはキレイなほうがいいと思うのも分かります。でも私は心のどこかで「汚れていたら洗えばいい」と思うんですよね。それは、キレイにする努力を惜しむとかそういうことではなく、汚れたものをキレイにする過程も大切だと思っているからです。掃除なんてその代表的なものです。キレイな状態が当たり前になると、キレイではないものを避けてしまうような気がします。

 

 

あなたに子供がいるとしたら、公園の砂場で遊ばせますか

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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