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病院で話すのが楽しい?

 

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 病院の待ち合いスペースで患者さん同士で会話を楽しんだり、先生と話して気が楽になったり…。高齢者に限らず、そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。お医者さんの仕事は病気を治療することです。だから、病気を治療する以外の目的で病院に来てもらうのは、理屈で考えればズレているように感じるかもしれません。でも、病院に行って話すことで、患者さんにとって良い効果があるのも事実です。

 

仕事上で「やることはやったんだから、文句を言われる筋合いは無いでしょ!」といったケースがあります。私自身もそういう意識で捉えていた時期がありました。「仕事になるなら会いに行こう!」「仕事にならないなら、この時間は無駄になってしまう…」そんなふうにすれば、効率が良く成果も大きいと考えていたのだと思います。ただそれでは、よっぽどの高い技術やスキルがない限り、必要とされなくなってしまいます。相手が求めていることがメインの目的だけではないからです。

 

私は人と触れ合うことがずっと苦手で、どちらかというと必要以上のコミニュケーションを避けてきましたが、経験を重ねるにつれて、必要がないコミニュケーションはほとんど無いことに気付きました。自身の技術やスキルに自信を持ちはじめて、成果や効率を重視した考えになっていくと、そういったことを疎かにしてしまうように思います。もちろん中には特別必要が無いこともありますが、一見必要がなさそうなことが、相手にとってメインの目的よりも重要な可能性も十分に考えられることです。

 

 

あなたは、仕事として必要か?必要ではないか?をどこで線引きしていますか。

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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