メモ癖は意識よりも環境？

　私はデザインという仕事柄もあって、気になったことやアイデアの種をいつでもメモできるようにしています。でも、はじめからメモをする癖が付いていたわけではありません。メモに残しておこうという意識は持っていたのですが、「ちょっと今は書くモノを持ってないから…」「カバンからメモ帳とペンを出すのが面倒だから後で…」ということが多かったんです。どうしても紙が無いときは、財布に入っていたレシートの裏に描いたりしていました。

そんなことを考えていた当時、先輩と話をしていたら、すぐにメモが出来るような環境になっていたら？という話題になりました。「すぐに取り出せる物で、メモができる物…、財布はどうだろう？」財布にメモ帳とペンを収納できるようにする。男性はおしりのポケットに入れる人が多いので、すぐに取り出すことができます。そして、外出時はいつでも持っている。そんなこんなで、勢いもあって実際にメモ財布を作ったんです。これが意外と好評で、同僚や友人、そのまた友人への広がって、作った数のほとんどが今でも実際に使われています。

メモの話は一例ですが、何かをやろうとするときに意識すること同じくらい、環境を整えることが大事だと思っています。出来ないことを環境のせいにしたり、過剰に整備された環境を求めるのはあまり好きではありませんが、環境が行動を起こさせることってありますよね。もし今、意識的にやろうとしているのになかなか出来ないことがあったら、環境に目を向けてみるのも１つの方法かもしれません。

あなたは、環境の力で行動した経験はありますか？

ちなみに実際に製作したメモ財布はコレです↓

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。