デザインのはてな

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かゆいところに手が届く?

 

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 小売店で仕事をしていたことがあります。デザインをやりつつも半分バイヤーのようなことも任されていたので、「ウチの商品を取り扱ってくれませんか?」といった話も度々あって…。その中で、私も上司も興味を持って話を聞きたい会社とそうでない会社が別れました。

 

当時はかけ持ちで仕事をするぐらいだったので、何から何まで手が回らず、やりたくてもやれないことばかりでした。いくら魅力的な商品を紹介してもらっても、それを販売するための準備や計画に時間をとることが出来なかったんです。そんな状況を知ってか知らずか、営業に来る会社の中には、商品だけでなく売り場づくりのための店舗什器や商品説明のPOPやパンフレットなどの販促物を提供してくれるところも。物流や在庫リスクの懸念などもフォローしてくれて、市場の動向もこま目に報告してくれたり。かゆいところに手が届く話は、現場の実情を抱えている自分たちにとってはとても有り難かったんでしょうね。その商品が売れるか売れないかはまた別の話ですが…。

 

どうしてスーパーを利用するのか?どうして大型複合施設に行くのか?商品に魅力があるからだけが理由ではありません。お店以外の様々なサービスや環境が、かゆいところをかいてくれるからだったりします。品数や価格では勝負できない…。品質だけでは売れない…。確かにそれもありますが、それだけが勝負できない•売れない理由ではないと思っています。便利屋さんが繁盛しているぐらいなので、かゆい所に手が届けば振り向いてくれる人は意外と多いのかもしれません。先日、八百屋さんで今年出来がいい野菜とわるい野菜を教えてもらいました。スーパーでは教えてもらないことも、まだまだたくさんありそうです。

 

 

あなたが、スーパーやコンビニではなく、商店街で買うものは何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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