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良いものは真似される?

 

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 以前勤めていた会社で、たくさんの家具をデザインする機会に恵まれました。そんな中で、同時に他社に真似をされることもしばしば…。一部、中国で製造していたこともあり、中国の取引していない工場から見覚えのあるデザインの家具が発表されていることも。ただ、国内のメーカーでも同じようなことは起きていました。商品に限らず、私の先輩のキャッチコピーなどもそっくりそのまま真似されていて、ビックリしたのを覚えています。

 

真似されれば会社にとっては不利益で、考えた本人からしても不快に感じることではあるのですが、当時は表に出さなかったもののちょっとした充実感もあったんです。真似をするということは、そのデザインに魅力や商品的価値を見い出したとも言い換えられます。外部から高い評価をもらえたということ。身近なところでもらう評価も嬉しいのですが、社会に認められたような気がしたのかもしれません。

 

真似をして模倣品を作ったりすることは決して褒められる行為ではありませんが、他人の良いところを模範にしたり、考え方や方法論を参考にすることはよくあることです。他人の良い部分を取り入れて自身の成長につなげることも大切ですが、その『真似される側』になることも同じくらい大切だと思っています。モチベーションのアップなど気持ちの部分だけでなく、共感を得る力や個性を磨く力(他の人には無い力)を養うことにつながるからです。こればかりは狙ってできることではありませんが、そこでいろんな気付きもあるので、誰かに真似されることを1つの目標にして行動してみるのもオススメです。

 

 

あなたは、自分のやっていることを誰かに真似された経験はありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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