自分に関係ありそう？

　広告をつくるときや相手に何かを提案するとき、自分たちが伝えたいことをどう簡潔にまとめるか？どういう伝え方をしたら響くか？そんなことで苦戦していた時期に、当時の先輩に教えてもらったアドバイスがあります。それは、相手が知りたいことに置き換えられるか？です。言葉で言うと簡単で、相手に興味を持ってほしいわけですから当たり前だと思われてしまうことですが、これが意外と難しい。例えば、自分たちの商品に自信があるような場合、その商品を分かりやすく伝えれば相手に届くと考えがちです。もちろん、もともと興味を持っている人やちょうど欲しいと思っている人にはそれで伝わりこともあります。ただ、今は欲しいと思っていない人、直接本人が必要としない人には伝わりません。

そこで、伝えたいことを相手が興味をもつことに置き換えると少し状況が変わります。『40代の90%が満足と答えた電気シェーバー！』従来のターゲットには伝わりそうです。それが『お父さんの90%が満足と答えた電気シェーバー！』になったらどうでしょう。ターゲットの子供たちが『お父さん』に反応して見るかもしれませんし、お母さんも後者のほうが興味を持ちやすいかもしれません。プレゼントや将来使うシェーバーの候補になる可能性が生まれます。利用者本人の評価よりも、それを見た周囲の評価の方がターゲットの興味度合いが高くなることも…。『90％が、家族や同僚からの印象がよくなったと答えました！』。相手が何に興味を持つか、どこに関係性を見い出すかはとても難しいところですが、『こちらが言いたいことを相手が知りたいことに置き換えてみる』は、個人的にオススメの考え方です！

あなたは、自分に関係があるなと感じたことは何かありますか？

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＊イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。