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あだ名と渾名?

 

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 小説などを読んでいると、よく難しい漢字に出会います。例えば「あだ名」だったら、「あだ名」と書けば誰でも読むことができますが、「仇名•徒名•綽名•渾名」が使われていたり。「あだ」が音だけを伝えるのに対して、漢字はそれぞれ微妙にニュアンスが異なり、思い浮かべるイメージも異なってくるので使われているのだと思います。こどもが話している言葉で漠然とした意味合いであれば、平仮名で「あだ名」のほうが合っていますし、昔の人の話であれば「渾名」のほうが適切かもしれません。文字は意味を伝えるだけではなく、イメージも同時に伝える…。

 

メールなどをよく見てみると、その時その時で書き方を使い分けている人を見かけます。例えば私の場合、目上の人には「~下さい」を使わないようにしています。「下」の文字が、相手を下に見ているような印象を与えてしまうと思い「~ください」に。逆に平仮名で書いたら、相手をバカにしているような印象を与えてしまう言葉もあるので、漢字を選んだり…。また、簡潔に用件を伝えたい場合は「打合せ」、そうでない場合は「打ち合わせ」といった具合に、送り仮名も多少変えていたりもします。小説家のように一語一句、表現を考えて選ぶのは大変ですが、相手にイメージを持ってもらいたときは、書き方をちょっと変えてみるだけで、今までよりも自分のイメージに近い伝わり方になるかもしれません。私はまだまだ文章力が未熟なので、そのあたりも勉強中です。

 

 

あなたは、平仮名か漢字かどちらを使うか考えて文章を書いていますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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