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布の座席?革の座席?

 

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 座席の張地は、大きく分けて布と革の2種類があります。電車やバスの座席、昔ながらの喫茶店やスナックなどでは布。飲食店や病院では革(合成皮革)。そんなイメージがあります。プライベートで使用するソファなどで、布を選ぶか革を選ぶかは個人差がありますが、公共のスペースにある座席などで、布と革の選び方が大きく別れるのはどうしてなのか?ちょっと気になってしまいました。衛生面やメンテナンスで考えたら、合成皮革のほうが汚れが付きにくく、水拭きもできて良さそうです。一方で布も、どんどん開発がされて、汚れが付きにくい素材や、使用頻度が高い環境でも摩耗に強い素材もたくさん出ています。どちらも高級感があるものもあれば、安っぽいものもある。単にイメージの問題でしょうか。

 

素材選びの詳しい事情は調べていないので分かりません(いつも中途半端ですいません)。ただ、私が身近に感じた経験で言えば、布を選ぶ理由のひとつは『気持ちよさ』ではないかと思っています。以前、家具屋に勤めていたのですが、お客さんが革ではなく布のソファを選ぶとき決まって「手触りが気持ちいい♪」と言っていました。もちろん見た目の印象や個人の好みもありますが、皆さん手で撫ででいったのが印象的で。全ては当てはまらないのですが、その視点で見てみると、気持ちよくなってほしい場所に布が使われているような気がします。電車やバスの座席は、目的地まで気持ちよく過ごしてもらうため。昔ながらの喫茶店やスナックも気持ちよく過ごしてもらうため。病院は『気持ちよく過ごす』とはニュアンスがちがいます。無理矢理当てはめている感じもありますが、それぞれの本当の理由が気になるところです。

 

 

あなたは、布のソファと革のソファ、どちらがお好みですか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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