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聞きやすいウンチク?

 

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「わたし、ウンチクを語られるのが好きなんです!」…なんていう人はあまりいませんよね。嫌いな人のほうが多いイメージ。でも、どんなウンチクも聞くに堪えないかというと、そんなこともありません。例えば、キャラクターの豆しばの語るウンチク「ねぇ知ってる?…」。あれを聞いたとき、不快に感じてテレビのチャンネルを変える人はほとんどいないはずです。ウンチクを話す人のキャラクターや見た目や声、話し方や話の尺の短さなど、様々な要因があると思いますが、それらにも属さない受け入れやすいウンチクも…。それは、導入の巧さです。

 

雑誌などで専門家がウンチクを語る1コーナーがあったりしますが、それを読んでも不快になることはありません。その理由は、ウンチクを聞くまでの流れがきちんと出来上がっているからです。書店で雑誌を手に取り、読み進めていくうちに出てきたウンチク。その専門分野に興味を持った人が雑誌の世界に入って気分が盛り上がり、気になることが出てきたタイミングでそれに関する知識を伝える。抵抗がなくなるのは当然です。人から嫌がられるウンチクは、話が唐突にはじまる印象があります。「あっそういえば君知ってるかな?この料理の発祥はね…」。商品の売り文句や部下への指導などでも、抵抗なくスッと入ってくるものと「聞きたくないな〜」と感じるものがあります。その違いは『導入』ではないかと。受け入れ態勢が整っていないところに、いくら入れようとしても難しいですよね。

 

 

あなたは、聞きやすかったウンチクがありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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