デザインのはてな

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あなたの中の正解探し?

 

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 私は学生時代、理系に進みました。数学は正解が1つだからという単純な理由です。現代文などで「作者が伝えたいことは?」と問われても、「いろんな捉え方があるからなぁ…」と思ってしまい、正解を出されてもスッキリしませんでした。用意されている1つの正解を探す作業がつまらなかったのかもしれません。でも、なぜか今はデザインという正解のないことが一番好きなことになっているから不思議です。

 

何かを教える立場の人が、考えるヒントを与えたりアドバイスをするとき、すでに自分の中の正解が出来上がっていることがあります。与えるヒントも、考えるヒントというより、その正解に辿り着くためのヒント。教える内容にもよりますが、答えがいくつもあるはずの内容であれば、相手の理想の正解に無理矢理近づけようとするのはストレスがかかるもの。自分のやり方や価値観に合致していなければ、確かに面白くないと感じたり嫌になってしまう人もいるかもしれません。逆に、正解を示してくれる人のほうが教えてもらう内容が身に付きやすい人もいますし、教える側の人も自分が良いと思っていることを教えるので、決して間違っているわけではありません。ただ、学生時代に現代文が嫌いだった私のように、「どうしてその正解でないといけないのか?」が頭の中でモヤモヤしている人もきっといるはずなので、まずはその部分を解消できるかどうか試してみたり、自分の正解を押し付けないほうが良いのか自問自答したりと、教えることの難しさを最近は感じています。

 

 

あなたは、相手の正解を探したことはありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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