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作り手の目線?

 

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「画面上で確認できるのに、わざわざ印刷して紙やインクがもったいない…」。前職で、紙の販促物をデザインしているときに指摘されたことがあります。確かに、誤字脱字や記載内容の確認はできるのですが、それを受け取ったときの印象やその瞬間の読みやすさは、実物に近い状態にしてみないと分からないもので、無駄に印刷しているわけではない理由を伝えて何とか許してもらっていました。豊富な経験で出来上がりまでをイメージできる能力が身に付いている人もいるかもしれませんが、私は必ず印刷をするようにしています。パソコンの作業画面上で確認を済ませると、作り手の目線だけで見てしまうからです。

 

『受け手からどう見えるか』を考えるのが苦手な人っていますよね。そんな人に限って、パソコンの作業画面で確認を済ませているような印象があります。私も決して得意とは言えませんが、受け手を意識する人は100%と言っていいぐらい実際に近いカタチで確認をしています。これは紙に限りません。ウェブサイトのような画面で見るモノであっても、実際のブラウザ上での確認はもちろん、パソコン・タブレット・スマホで確認。オフィスから外に出て、実際に見る環境に移動して確認する人もいるぐらいです。涼しいオフィスで椅子に座って蛍光灯の下でパソコンを見るのと、炎天下に駅のホームでタブレットを見るのでは、言うまでもなく見え方はちがいますよね。あくまで極端な例ではありますが、客観的な判断が苦手な人は、よりリアルな状況下に変えてみてはいかがでしょうか。

 

 

あなたは、『受け手の目線』を意識してやっていることは何かありますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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