デザインのはてな

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不採用作品でアピール?

 

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 たまたま聴いていたラジオにゲスト出演していたタレントの菊地亜美さんが、面白い話をしていました。自分自身を売り込むためにやっていることについてです。「テレビの収録でどんなに頑張って前に出ても、ほとんどカットされてしまう。だから何もしないと、放送に使われたほんの少しの所でしか自身を伝えられない。そこで、編集前の撮影データをもらって自分のシーンを集めた宣伝資料を独自に作って、いろんなメディアに売り込んでいる…。」しかもそれは、現在進行形の話だそうです。影の努力に関心するとともに、話の中で出てきた「自分が出来ることを知ってもらうためには…」という部分に共感してしまいました。

 

私は過去に一度だけ、デザイナー採用で応募者の作品集をみる機会がありましたが、そのほとんどは実績をアピールする内容でした。それらをみて一番に感じたこと「何をやったかは分かるけど、何が出来るのかが分からない…。」たしかに採用された作品は、実績として評価されるかもしれませんが、相手が知りたいことが実績とは限りません。『アピール』と聞くと、自分のすごい所を抜粋して伝えようとしてしまいがちですが、すごくない所も含めて知りたい人もいます。あえて完成度の低い作品や苦手なことを伝える必要はないのかもしれませんが、どう活かすか?を考える人たちにとっては、やったことより出来ることのほうが判断材料として重要なことなのだとあらためて思いました。

 

 

あなたがもし人を採用するとしたら、相手の何を知りたいですか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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