韓国語かと思ったら“旨”?
グラフィックデザインで文字を傾ける際には、とりわけ気を配るようにしています。ほんの少しだけ微妙に傾けていると印刷ミスだと思われてしまったり、傾け過ぎると単純に読みづらくなってしまうからです。躍動感を与えたりするのに効果的ですが、文字を傾けるのは注意も必要。斜めに置いたほうがダイナミック、文字に大小をつけたほうがカワイイ、小さい文字のほうがカッコいい…。その置き方は、思うように伝わっていないかもしれません。
「別に読めなくてもいい…」「これは読ませるためのものじゃない…」そんなデザインも世の中にはあります。でも個人的には、それを読もうとする人がいるのであれば、読めるようになっていないといけないと考えています。『SALE!』のように見慣れていて読むというより見る感覚の言葉は、縦でも横でも斜めでも分かりますが、そういった言葉以外は別。もし時間があったら、身の回りのモノに書いてある文字をチェックしてみてください!みんなが知ってる商品名やよく使われる言葉以外は、きっと傾いていないはずです。
あなたは、傾いていて読みづらかった経験がありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。