デザインのはてな

身近なところでたくさんの発見!

公に出すということ

 

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 遊び半分でやっているLINEスタンプづくりで、審査に引っかかった作品が1つだけありました。それは忍者をモチーフにしたデザインで、『世界の異なる文化・習慣の観点より販売国を限定していただく必要があります。』というNG内容。販売国を限定することで審査は通りましたが、気になって調べてみると、販売不可に指定された国では、過去に忍者のような姿で武装した集団による事件がありました。ネットの情報なので真相は確かではありませんが、もし本当だったら、私はその国の人々に対して嫌悪感を与え、当時の恐怖を蘇らせてしまっていたことになります。

 

第三者によるチェックがあったから何事もなく済んだものの、もし無ければそのまま人目に触れていました。最後に確認する人は、重大な役割を背負っている。それをあらためて意識付けするきっかけになりました。上司がいる人は上司のチェックがありますが、自身がその立場なら最終チェックは自分です。ブログやSNSなら、当然チェックは自分だけ。そして、そのチェックは目の行き届いたそれほど厳しいものではありません。そんなつもりが無かったとしても、結果的にどこかで誰かを傷つけている可能性があります。公に発表するということは、本当はそれだけ慎重にならなければならないこと。その意識が薄れてしまってはいけないとあらためて感じています。

 

 

あなたには、あなたのやることを審査する人はいますか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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