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ここだけの話?

 

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「内緒なんですけど、他社さんはこういうやり方をしてまして…」「御社だけに話しますが、実はA社からも声がかかってるんですよ…」。前職で外部の営業の方々から提案を受けていたとき、時々そういった話が出てきました。ビジネス戦略を考える上で、そういう情報は確かにありがたい部分もあります。競合他社の動きが分かれば、対応もしやすいから。でも、そんな話が出てきた会社は、どんなに魅力的な内容でも基本的にはお断りしていました。自分たちの情報も同じように扱われているからです。内緒にしてほしい情報をあちこちで話す人を信用するのは難しいですよね。

 

『自分にだけ』と考えると、特別な扱いをされている気分になって、いろんなものが緩んでしまいます。昔、こんな経験をしました。「あなたに頼もうと思っているんです!」そう言われた私は、てっきり自分に依頼がくるものだと思ってのんびり待っていると、「すいません、今回は無しで…」。いろんな人を天秤にかけていて、結果、他の人に依頼したというよくある話です。『自分にだけ』と思ってしまったことで、積極的に依頼主に働きかけたり提案をするのをサボってしまったんです。特別扱いされると、いろんなところが緩む。プライベートは別にいいのですが、仕事では特別扱いされているような気がしても気を張っていたほうがいいかもしれません。

 

 

あなたは、「あなたにだけ♪」と言われて、気が緩んでしまったことはありませんか?

 

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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。

 

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