いつの間にか繁盛店?
家の近くの住宅街に1軒のタイ料理屋さんがあります。現地のような店構えで、夜は身内でカラオケパーティーをしているような、お世辞にも日本人ウケはしなそうなお店。お店が出来てからしばらくは、毎日閑散としていました。でも最近通りがかったら、日本人のお客さんで満席で、外で待っている人もいるぐらい賑わっていました。失礼ですが個人的には驚きで、それ以来、そのお店を観察していると、そこには地道な努力がありました。
タイ語だけのメニューや看板も日本語を併記。テーブルやイスも屋外で使うようなプラスチックのものから木製になり、ぐるなびやホットペッパーにも載っている。毎朝、店の前だけでなく付近一帯を掃除して、お昼にはお弁当を出張販売、たまたまかもしれませんが、近所の家にお裾分けをしている姿も見かけました。どれも、お店が出来た当時には無かったこと。よく考えれば、『いつの間にか』なんてことはなく、少しずつ前に進んでいっただけなんだと気付かされました。大きな成果をあげたりすると、いつの間にか成長してる…と、急に変化したように感じることがありますが、そんなことは滅多にないということを、あらためて気付かされました。
あなたは、急に変わったと感じたことはありますか?
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*イラストに登場する人や物は、すべて架空の設定です。内容は偏った見解ですが、物事を考える上で何かひとつでも気になってもらえたら嬉しいです。